すのまんまの9人 3

当たり前みたくあなたがくれる。 ページ11

『iw、sk、mm、dt、ru』sk side

なにやら、最近俺の恋人が楽しそう。
スマホの通知が鳴るとすぐ開いてニヤニヤしながら何かを打ち込んでる。

sk「りょーへー。」
ab「んー？」
sk.「こっちきてー」
ab「うんー」
sk「ねぇー！」
ab「はーい、ふふ」
sk「もう！！」
ab「あ、ごめん、なんだっけ？」
sk「こっちきて！」
ab「うん？」

ソファーに招いて隣に座らせるとキョトン顔で首を傾げる。
可愛いなおい。そうじゃなくて！

sk「最近へん！」
ab「何が？」
sk「ケータイ見てニヤニヤ…何？浮気？」
ab「え、あー…佐久間に言ってなかったもんね」
sk「え、ちょ、まじのやつ？え？」
ab「なに、まじのやつって」
sk「その、浮気」
ab「するわけないでしょー、これ」

スマホを見せてくれる恋人は意外と俺のこと信用してくれるんだなとか思って疑って申し訳なかったと後悔。

sk「ん？なんだこれ、『スノ彼女会？』」
ab「そう。ふっかがね、俺らカップルたちの彼女側？だけを集めてるの」
sk「彼女側って何判断？」
ab「ふっかなりのイメージなんじゃない？」
sk「メンバーは、深澤、康二、亮平、翔太…翔太！？」
ab「翔太も意外と彼女感あるんだよねぇ」
sk「えー、ずるいわ！俺も入りたい！」
ab「彼女会だからダメ笑」
sk「ええー…」
ab「そっちも作ればいいじゃん」
sk「ん？」
ab「彼氏会！」
sk「おおー！って何話してんの？」
ab「それは言えないよ」
sk「あーなんでなんで？」
ab「なんでも！佐久間もやってみたら分かる！」

可愛い恋人がそう言うので、お風呂上がりにさっそく作ってみる。恋人は勉強に夢中だから気づいてない。

sk(照と涼太と…蓮と、俺と…あ、ラウもいれちゃお…できた)

彼氏組を招待するとさっそく動き出す。

ru『なにこれ？彼氏会？』
sk『あべちゃんに聞いたらふっかが彼女たちのグループライン作ったらしいからさ、俺たちもやろ！』
iw『最近のニヤニヤはこれか』
mm『康二も急に笑うから何かと思ってた』
ru『全然隠せてないじゃん笑。ていうかなんで僕はこっちなんだ？』
sk『ラウは心強い味方じゃん？』
ru『？？？』
sk『俺はが困った時に彼女たちの情報を得る係』
ru『スパイじゃん笑、そもそも僕は向こうには入ってないよ』
sk『え、そうなの？』
ru『そうだよー！』
mm『いいじゃん、ラウは彼氏側の相談に乗る係』
iw『ありだね』
sk『あれ、涼太は？』

dt『ご飯食べてた、よろしく彼氏たち』

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