タイムリープ後 ページ46
エイトはすぐに苦しみ出す。
様子が変だと気付いたのか、尊氏さんが“おい”と声を掛けるもエイトはその場に倒れ込んだ。
私は尊氏さんに笑顔を向けるがすぐに私も胸が苦しくなってエイトの横に倒れ込んだ。
気が付くと私の目の前には尊氏さん。
少し離れたところにエイトがいた。
確か一週間前のこの時、私とエイトは尊氏さんからの誘いで並樹家に食事に来ていた。
尊氏【君、本当は彼の親戚なんかじゃないよね】
少し席を外して戻った時に廊下で尊氏さんにそう聞かれたんだ。
もちろん答える気なんてなかったから食事をしていた部屋に逃げ込もうとしたけど、尊氏さんの腕に行く手を阻まれた。
尊氏【何者だ。彼はどうして君を囲ってるんだ。君にどういう力があるっていうんだ】
宰子【ど、退いて】
尊氏【答えてくれ】
宰子【退かないと、あなた・・・死ぬ】
尊氏【・・・え?】
私の言葉を尊氏さんは不気味に感じたのか、表情を強張らせた。
2月15日の出来事。
私達はその場面に戻って来た。
旺太郎「おっしゃラッキー間に合ったー。行くぞ宰子!」
指輪を見ながらそう言ったエイトに私は尊氏さんから離れた駆け寄る。
尊氏「行く?どこへ」
旺太郎「またね」
私とエイトは長谷部さんの入院する病院へ急ぐ。
途中でエイトが男の人にぶつかってしまった。
旺太郎「ごめんなさい!・・・アンタ」
男が押していたカートが倒れ、その中からナイフが出ていたので私は拾った。
宰子「こ、これ、落としました」
そう言って男にナイフを見せる。
旺太郎「それ・・・お前が長谷部を!」
旺太郎が男に掴みかかるも突き飛ばされてしまい、こっちに飛んで来たので私はとっさにナイフを上げて避けた。
男は逃げてしまう。
旺太郎「宰子!長谷部の病室に行ってくれ!」
旺太郎の言葉に私は何度も頷き、長谷部さんの病室に走った。
長谷部さんの病室ではエイトのお父さんと長谷部さんが話していた。
その横でAさんが静かに話を聞いている。
そこに走って来たエイトに静かにするよう口に人差し指を立てて当てた。
エイトはゆっくりと病室に近付く。
旺「どうか、どうかお願いします。あなたが、12年前のテープを持っているなら・・・息子に、渡さないで下さい」
長谷部「どうしてですか・・・お父さんの無実を証明できるのに」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
698人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
御羅津魅羽喜(プロフ) - 設定できてなかったんですね!教えて下さりありがとうございます! (2018年3月13日 14時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 続編にいっているのであれば、続くではなく、続編にいっていることを書いてくださらないと分かりませんよ??? (2018年3月13日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - 上手く話がまとまるよう頑張ります!コメントありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2018年3月1日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
SAYA - すごくおもしろいです!応援してます!頑張ってください! (2018年2月28日 23時) (レス) id: ac3c02d033 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - コメントありがとうございました!これからもドラマに沿いながら尊氏とのシーンも増やしていくのでよろしくお願いします! (2018年2月14日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:御羅津魅羽喜 | 作成日時:2018年2月13日 13時