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殺された ページ40

その出来事に関係するテープを巡って私達もこんな状態になっている。



ここまで関わっている以上、私も12年前のことを知った方がいいのだろうか。



「あの、詳しく聞かせていただけませんか?」



堂島さんにそう聞いたところで長谷部さんが目を開けた。



「長谷部さん・・・!」



長谷部「・・・Aさん?」



長谷部さんは私の顔を見た後、堂島さんを見て驚いている。



彼は堂島さんを知っているようだ。



旺「堂島旺太郎を、知ってるよね?聞きたいことがあるんだ」



そう言う堂島さんの背後に看護助手さんが近付いて来ていた。



「堂島さん!」



叫んだ頃には遅く、堂島さんは首を絞められ気を失って倒れた。



「何をしてるんですか!」



看護助手「・・・仕事だよ」



「え・・・?」



その人は怪しく笑顔を浮かべながら私に近付いて来る。



「こ、来ないで・・・」



後ろに下がるも棚に背中が付き逃げ場がなくなってしまった。



男は私の腕をグッと引くと首の後ろを叩いた。



その衝撃で私は声を出す間もなく気を失った。






揺れるような感覚に私は目を覚ました。



自分の目線がいつもより高い。



誰かに抱えられているようだ。



少し上を向くと尊氏の顔があった。



「尊氏・・・?」



私の声に尊氏は立ち止まって視線を私に向けた。



尊氏「大丈夫?痛いとことかない?」



「・・・平気だけど・・・あっ、堂島さんは!?長谷部さんは!?」



そう聞くと尊氏は視線を外した。



尊氏「長谷部は・・・死んだ。殺されたんだ、堂島旺に」



「長谷部さんが・・・死んだ?」



まさか、信じられない。



堂島さんが長谷部さんを殺すなんて。



それに堂島さんは看護助手の・・・確か、付けてた名前に鮫島って書いてあった。



あの人に気絶させられてたんだ。



私もそう。



可能性が高いのは堂島さんより鮫島さんだよ。



でも、どうして長谷部さんは殺されたの。



私が気絶してる間に長谷部さんは・・・。



私は尊氏の首に腕を回して抱き着いた。



尊氏「A?」



「私が止められればよかったのに・・・私がもっと早く気付いてれば・・・長谷部さんは・・・」



もっと周りに気を配っていたら手遅れになる前にあの男に気付けたはずなんだ。



私が話に集中し過ぎていたから。



私が止められたはずなのに。

涙のわけ→←堂島旺


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設定タグ:トドメの接吻 , 並樹尊氏 , エイト/堂島旺太郎   
作品ジャンル:恋愛
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御羅津魅羽喜(プロフ) - 設定できてなかったんですね!教えて下さりありがとうございます! (2018年3月13日 14時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 続編にいっているのであれば、続くではなく、続編にいっていることを書いてくださらないと分かりませんよ??? (2018年3月13日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - 上手く話がまとまるよう頑張ります!コメントありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2018年3月1日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
SAYA - すごくおもしろいです!応援してます!頑張ってください! (2018年2月28日 23時) (レス) id: ac3c02d033 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - コメントありがとうございました!これからもドラマに沿いながら尊氏とのシーンも増やしていくのでよろしくお願いします! (2018年2月14日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御羅津魅羽喜 | 作成日時:2018年2月13日 13時

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