堂島旺 ページ39
いくら考えても思い出せないことに腹が立ち思い出そうとするのを諦めた。
医師「新橋さん気分はどうですか?」
先生と看護師さんが病室に入って来た。
「歩いた時にちょっとふらつきましたけど、それ以外に問題はありませんよ」
医師「歩いた!?あなた目を覚ましたばかりなのに歩いたんですか!?」
「すみません・・・。隣の病室に知り合いがいるのでそこまで行きました」
医師「あなたのその回復力にも驚きますが、あなたはまだ完全に治ってるわけじゃないんです。無理は禁物ですよ」
「はい、気を付けます」
医師「まぁ、これといった悪い症状も出ていないので大丈夫だとは思いますが」
「ほんとうですか!?いつ退院できます!?」
医師「・・・えっと、その調子だとあなたは早く自宅に帰りたいようですね」
悪いところはないなら一刻も早く帰りたい。
病院なんて大嫌い。
医師「仕方ないですね。明日には帰れるようにしましょう」
「え?いいんですか?」
医師「ですが、今日はしなければならない検査が山のようにありますからね。それは承知の上で」
「・・・はい」
その後私は先生の言葉通り、山のように検査を受け続けた。
結果は明日出るそうなので私は病室に戻って来た。
「そういえば、長谷部さん・・・」
長谷部さんはいつ目を覚ますのか気になり、隣の病室に向かった。
「長谷部さん・・・」
昼と変わらず眠っている長谷部さん。
私達を襲ったのは布袋さんだ。
どうしてあの人はあんなことをしたのか。
長谷部さんと布袋さんは親友のような感じだったけど、違ったのだろうか。
思考に意識を集中させていたが、病室に人が入って来たことに気が付いた。
昼に見た男の人だ。
「あなた、お昼にもここに」
旺「すいません、堂島旺です」
「堂島?エイトさんのお父さんですか?」
旺「エイト・・・」
「あっ、旺太郎さんのお父さんですか」
堂島さんは私の言葉に頷いた。
旺「あなたは神苅家の娘さんですよね。随分と綺麗になって」
「神苅?どなたかと勘違いをされていませんか?」
旺「まさか。私はあなたとご両親を何度か船に乗せたことがあります。最後に乗せたのは12年も前の話ですか・・・」
また12年前。
エイトさんも尊氏も、みんなが12年前に起きた出来事を探ってる。
その年に何が起きたっていうの?
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御羅津魅羽喜(プロフ) - 設定できてなかったんですね!教えて下さりありがとうございます! (2018年3月13日 14時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 続編にいっているのであれば、続くではなく、続編にいっていることを書いてくださらないと分かりませんよ??? (2018年3月13日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - 上手く話がまとまるよう頑張ります!コメントありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2018年3月1日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
SAYA - すごくおもしろいです!応援してます!頑張ってください! (2018年2月28日 23時) (レス) id: ac3c02d033 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - コメントありがとうございました!これからもドラマに沿いながら尊氏とのシーンも増やしていくのでよろしくお願いします! (2018年2月14日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御羅津魅羽喜 | 作成日時:2018年2月13日 13時