入手した写真 ページ28
?「失敗しても、何度だってやり直せるんだからさぁ人生を。もし・・・そんな奴が・・・自分に、敵意を持っていたら・・・あぁ!怖いよねぇー!」
突然僕にくっついて来る男。
そいつが持つブロックには、カメラがはめ込まれていた。
僕は男を突き放す。
尊氏「止めてくれないか!」
警備員「どうかされましたか?」
異常に気が付いた警備室の人間が状況確認を取る。
?「何でもないよー!ほらー早く降ろして―!」
エレベーターに取り付けられた監視カメラに大きく手を振りながらそう伝える男。
だが僕の方を振り返って小さく“過去にね”と呟いた。
?「早く助けて怖ーいー!」
男が騒いでいる間にエレベーターは再び動き出した。
照明も戻りその場は明るくなる。
何事もなくエレベーターは1階に到着した。
?「はぁ、着いた。あっそうだ。大抵あけぼの橋のガード下にいるから、暇なら遊びに来てよ」
男はそう言いながら懐を探る。
尊氏「結構です」
?「もぉーいけず!」
懐から出した物を僕の肩を叩きながら落として行った。
それを拾ってみると卒業写真のようで、奥に小さく映り込んでいる女がいた。
その女には見覚えがある。
尊氏「これ・・・」
あの男は、何を知っているんだ・・・。
2月14日
美尊と婚約披露パーティーでのことについて謝罪をしに会社に来た。
人通りのない通路でおじさんと話す。
尊氏「例の女はまだ見つからないんですか」
新井「ホストの協力者か」
尊氏「この間の夜、布袋が見たって言ってたんです」
僕はおじさんに男から渡された写真を見せる。
尊氏「婚約披露パーティーの時もいました。とにかく、急いで調べて下さい」
新井「分かった」
その写真をおじさんに渡す。
美尊「何の話ですか?」
おじさんが写真を内ポケットに入れたところで美尊と母さんが来た。
新井「何でもありません」
尊氏「行こうか」
そう声を掛けて歩き出した。
女の正体が分かるのは、時間の問題か。
役員が集まる会議室。
僕と美尊がその場に立ち、パーティーでの謝罪をする。
美尊「私の軽率な行動により、皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
美尊が頭を下げる。
美尊「これからは、並樹グループの後継者として相応しい行動を心掛けていきます」
役員「それはつまり、尊氏君と結婚するということでよろしいですね?」
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御羅津魅羽喜(プロフ) - 設定できてなかったんですね!教えて下さりありがとうございます! (2018年3月13日 14時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 続編にいっているのであれば、続くではなく、続編にいっていることを書いてくださらないと分かりませんよ??? (2018年3月13日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - 上手く話がまとまるよう頑張ります!コメントありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2018年3月1日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
SAYA - すごくおもしろいです!応援してます!頑張ってください! (2018年2月28日 23時) (レス) id: ac3c02d033 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - コメントありがとうございました!これからもドラマに沿いながら尊氏とのシーンも増やしていくのでよろしくお願いします! (2018年2月14日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御羅津魅羽喜 | 作成日時:2018年2月13日 13時