《トドメの接吻》 愛は誰にでも

邪魔 ページ1

尊氏Side



２月７日



尊氏「任せて下さい」



ホテルで会社の役員と会議をしていると長谷部からの着信が来た。



席を外して電話に出る。



尊氏「・・・分かった。９時頃になると思うけど、先に行って待っててくれ」



長谷部にそう伝えて電話を切る。



？「今の電話、長谷部からですよね」



声のした方を見るとソファの陰からホストが出て来た。



何でここにいるんだ・・・。



エイト「９時に会うって聞こえたけど、電話で話しただけじゃなかったんですね」



尊氏「何の話だよ」



エイト「まぁいいや。どこで会うのか教えてもらえませんか」



僕は黙って目を逸らす。



エイト「あれ・・・教えられない理由でもあるのかな」



尊氏「・・・君は欲が深過ぎる」



エイト「お兄さんには敵いませんよ。・・・Aさんのことだってね」



尊氏「・・・これで・・・本当のお開きだよ」



そう言って僕はホストを睨みながら役員の元に戻った。









アイツは・・・









邪魔な存在でしかない。

助けなければ・・・→

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