side Ki ページ42
いきなり発揮された藤ヶ谷の究極のドSモードに翻弄されていると、気づけばソファに押し倒されていて、体中が発火しそうなくらい熱くなっていて、俺を見下ろす藤ヶ谷が、さらけ出す色気で火傷しそうだ
「ね・・」
さっきまで、コロコロと変わる表情で笑っていたかと思ったら、いきなりの沈黙と、真面目な顔つき
その目が、射貫くように俺を見ると
なんだかくすぐったくて目を逸らしてしまう
藤ヶ谷の唇が、優しく近づいてきて、思わず目を閉じると、思っていた場所に柔らかな感触が訪れず、瞼にチュッとキスをされる
「唇以外で、キスされたい場所・・じゃなかったっけ?」
「っ・・//」
いつか、ドル誌でそんなこと言ったかもしれない・・
コイツ、わざと煽ってきやがる
「北山が、ちゃんと素直にお願いできるようになるまで、あげないから」
「・・お前ムカつく」
「なんとでも?」
さっきから、やわやわと、俺の手首を握りなおしてくる藤ヶ谷の手を思い切り引っ張ると、
香水のいい香りと共に、藤ヶ谷の薄い身体が俺の上に覆いかぶさってきた
「んっ・・」
唇を強引に合わせて、チュッとリップ音を響かせて離す
どうだ、と強気に藤ヶ谷を見上げて睨みつけると、切れ長の瞳がふっと妖しく笑った
「お前、そんな、かわいいキスで満足できんの?」
「んっ・・ンンッ!!」
耳元で、低く囁いた藤ヶ谷の声に、背筋が続っとした瞬間、激しく合わさった唇と、隙間からねじ込まれた舌先
ざらっとした感覚が口内を暴れて、生暖かなモノを感じた
「はっ・・んっ・・」
苦しくて、息が、詰まる
混ざり合う、互いの唾液の音が鼓膜を震わす
「ふ・・じがや・・息・・できっ・・ない・・」
薄い胸板を、押し返すように、ドンドン叩くと、その手を絡めとられて、頭上に張り付けられた
「なら、しなくていい」
冷たく、突き放つようにそういった藤ヶ谷の声は、なんだか妙に色っぽくて、
ちっとも優しくないはずなのに、俺の心が、激しく揺らいだ
「お前の呼吸も、全部俺のモンだから」
そういって、また激しく唇をふさがれて、そんな強引なところも、やっぱり好きだと思ってしまう俺は
もう、藤ヶ谷なしで生きていけないんだと思う
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ピンクピーチ(プロフ) - まほままさん» ありがとうございます!ハピエンありきの拗れ・・ダイスキデス(//∇//)FKの葛藤と、これから、お楽しみください! (2019年8月29日 9時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - こんばんは、お邪魔致します。かく言う私もすんなりより拗らせ系すれ違い系大好物です。もちろんラストはハピエンが良いです(*´艸`)!これからも更新楽しみにお待ちしていますね。 (2019年8月28日 22時) (レス) id: 7707bec53f (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - ゆうりんさん» お仲間がいて嬉しいです(・∀・)こじらせ→ハピエン→いちゃいちゃが大好きなドS作者ですが、更新お楽しみいただけると嬉しいです^_^ (2019年8月26日 19時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん(プロフ) - すんなりハッピーエンドにならないのが好きな私もこじらせ系です(笑)でも今はかなり悲しい苦しい場面ですね……これがあってこそのハピエンだと思いながらも辛いですね〜。藤ヶ谷さん早めにみっくんに会ってあげて〜と祈りながら、次回を待ってます! (2019年8月26日 19時) (レス) id: 94839fccd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年8月20日 13時