待ってる客が1人 ページ40
私はまた死んだ
記憶を受け継いで死ぬのはこれで3回目だろうか
ヒロアカの世界で暮らして1年ちょい経って死んで
ワンピースの世界では10年ちょい経って死んだ
どちらも誰かのために身を呈して死んで私は1度も老衰で死んでないのだ。
「別にいいもん…誰かのために死ぬなら本望だし…」
今、ここが何処かも知らずにその場で体育座りをすると現実逃避のために顔を伏せている…。
すると頭上からクスクスと笑う声が聞こえて顔を上げれば、私が信用出来る者の1人「神さん」がいた。
「神さん…私……」
なにか言わないとと思いながら口を動かしても上手く言葉が出てこない
そんな私を彼は抱きしめて頭を撫でてくれた。
「大丈夫、わかってるから…
君は誰かのために頑張って無茶するのなんてずっと前から知ってたから…」
私の全てを知っているのは神さんくらいだ
こうやって私が泣いても慰めて次になにをするべきか考える時間をくれるのだ。
「さてと…器を無くした君の魂を綺麗に洗うこともできるけどそれはもったいないというものだ
君にはいずれ思い出してもらいたい記憶があるからね」
それはどういうことなのか…
それを聞こうと顔を上げると神さんはにっこりと笑いながら私から離れて行った。
こっちだよと手招きをしながら案内して来たその場所は360度どこを見ても
本
本
本
本しかない
ここは一体何なのだ?
「ここは様々な世界を一冊の本として管理している部屋さ
1人の神に1つの世界を管理させるのが決まりで僕はそんな神見習いの面倒を見てるんだ」
ん?待てよ…時々仕事をだからといって天界に戻ってるのは部下の面倒を見てたのか?
そしてヒロアカの世界からワンピースの世界に転生する前もヒロアカの世界は部下に任せてると言ってた…
ということは私は今まで神さんの部下が管理してる世界で時に原作を壊すようなことをしてしまったのか…。
「ヒロアカの世界とワンピースの世界を管理してた神様見習いさんごめんなさい…」
「大丈夫だよ、確かに神見習いは世界を管理してるけどあくまで原作を管理する神はもっと上位の神だから…
僕と君が今まで生活していた世界は原作ではなく二次創作の世界だから問題ない」
なるほど神様達の管理する世界にも色々と種類があるのは予想出来たけど
原作と二次創作で別れているとは思わなかった
「じゃあ今から君にはここから次に行く世界を選んでもらうよ!」
いや…話ぶっ飛び好きでは!?
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printemps(プランタン)(プロフ) - どこだろ? (2020年6月22日 21時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - ??、ヒロアカの世界カナ? (2020年6月21日 15時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - ぐすん、。゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年6月20日 12時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - う、うわわーーんん!!!。・°°・(>_<)・°°・。ひっく、夢主ちゃん!!神さん!!! (2020年6月19日 21時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - なるほど、つまり第何勢力になると (2020年5月18日 12時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2020年3月14日 1時