船上カフェをやってる私はヤバい人です2 (ページ23)

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新たな客が70人ページ23

何故私が彼らを救出して匿ったのか…

それはこれから起きることに協力してもらうためだ。

貴〈私は人よりも見聞色の覇気が優れてる…言ってしまえば未来の出来事がわかるのよ〉

また皆驚いた顔をして、さらに声まで上げてた。

そんな中でもでも私の話は続いた。

優れた見聞色の覇気で見てしまった未来は大切な人の死であること

それを防ぐためにも私だけでなくここにいるルッチ達…CP9の力がどうしても必要なのだ。

そんな時に丁度見たのはルッチ達がスパンダムの失態を被せられる未来だ

カ｢なるほど…それであの時ワシらを船まで連れていったという訳か…｣

納得するカクの隣には納得してないという表情を見せる人もいた。

フ｢チャパパ…隠しても隠しきれないほどの力を持つ船長でもその未来は変えられないのか……｣

そう聞いてくるフクロウに私は答えることが出来なかった

多分エースが死んでしまう未来は変えられるのかもしれない…

でもだからといってルッチ達の未来を見てしまったお人好しな私に見捨てるという選択肢はないのだ。

だから私は答えた

貴〈私はあなた達を信用してみようかと考えている…私が信じるものは家族と仲間だけだから〉

右手で仮面を左手で深く被ったフードを外すとはじめて彼らに素顔を見せた。

その時の驚いた顔や抑えても上げてしまった声も全部覚えてる…

貴｢私はあなた達と何度か会ったことがある…海軍本部基地でね｣

彼らCP9が海軍本部基地に来ることは良くあることでその時になると私は毎回センゴクに呼ばれて会議に強制参加させられるのだ。

貴｢こんにちは世界政府直下暗躍諜報機関サイファーポールNO.9の皆さん…

私の船は乗り心地どうだったかしら？｣

仮面を外せばその顔は冷静で冷酷な海軍影の元帥｢アルベルト･A｣だ

そして皆納得したのだ

先程のルッチと私の戦いでは聞いたことのある名前

見た事のある戦闘の仕方

それは全て海軍本部基地で見た私の立ち振る舞いの様だったからだ。

ル｢……海軍最強とも言われてる影の元帥であるあんたが未来を変えてまで助けたい人物はなんだ？｣

ルッチよ…その言葉を待っていたよ

私が心から助けたいと思う大切な人

それを伝えるために真剣な表情を再び仮面で隠して彼らを見つめると彼らだけにしか伝わらないようにテレパシーで

貴〈それは愛しの弟…名前を

ポートガス・D・エース〉

と言った。