船上カフェをやってる私はヤバい人です2 (ページ22)

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新たな客が69人ページ22

神｢試合開始!!｣

神さんの掛け声と同時に動き出したのはルッチだった。

目視するのも難しいスピード、1発1発が思い攻撃…よくルフィもまぁこんなのを相手したよな。

貴〈うぉっあぶねっ!!〉

全ての攻撃を回避してルッチの動きを見ているのだが……

私だって10年間ぼーっとしてたわけじゃない

頂上戦争に向けた特訓を怠ったことなんて1日もない

だからルッチの攻撃を見切ることなんて造作もないのだ。

ル｢(…！まさかこいつ)｣

どうやらルッチも気づいているみたいだ

私がかなり余裕を持って攻撃を避けてることを

極めつけは……

貴〈目には目を歯には歯を…そして戦闘狂には戦闘狂を!!

必殺ちょっと痛いよキック！〉

ルッチの攻撃を利用して高い位置から飛び上がるとそのまま急降下してライ〇ーキックをくらわせた。

呻き声をあげ、2,3歩後ろにさがると膝をついたルッチ

私はというと綺麗に着地をしてポケットに手を突っ込むとそのまま歩いてルッチに手を差し伸べた。

その様子に驚き、そして怒りのオーラが漏れてまずいなと感じた。

貴〈勝負にお情けなんて必要ない…ならこの勝負は終わり

勝負が終われば手を差し伸べても問題ないだろ？〉

私の意見に納得の言ってない様子…そりゃそうか

どうしたもんかと考えてると私はあることを思いついた。

貴〈黙ってるということは…好きにしていいんだな！〉

勝手にそう解釈をしてルッチを担ぐと用意した船に乗り移った。

ルッチが連れていかれる様子を見て焦った他の元CP9達も追いかけて私と同じように船上カフェから普通の船に乗り移った。

貴｢(じゃあ神さん、ほんの少しだけ店をよろしく！)｣

神か｢はあ…話が終わったらちゃんと戻って来てね！｣

神さんとの会話を終わらせると担いでいたルッチを下ろして

貴〈さて、ここに君たちを連れてきたのは選択をしてもらいたいの〉

皆とうとう来たかといったような表情をして私を見てきた。

………とその前に話すべきことがあったな

貴〈まずは私がなぜあなた達を匿うようなことをしたか…そこから話さないとね〉