玖拾捌の目 ページ48
日も昇り鳥もさえずるほどに暖かい天気
『……｡』
「…何か説明をしたらどうです？」
仲間からの冷たい視線が無ければ本当に良い天気だったのに。
なんの事やらさっぱりわからんの姿勢であやとりをして知らんぷりをするが、空気を読まない奴がいた。
「A…鬼の存在を確認しておきながら無視をした俺達に責任がある。
漢らしくここは説明をするべきじゃないか？」
お前も知ってる側だろ錆兎
さてはお前、脳筋バカだな？
『俺は御館様から直々に命令を受けて竈門炭治郎と妹の禰豆子さんを監視してただけでーす。
元々極秘任務だったのに今ここで堂々と前から知ってた宣言をした錆兎には呆れてものも言えませーん。』
器用に連続技をしてあともう一個で20連いくと思ったのに、それを崩してきたのは錆兎だった。
乱暴にあやとりを取り上げたかと思えば地面に叩きつけてなんのつもりだと言おうとした時、錆兎が先に口を開いた。
「なんだその態度は…お前に柱としての自覚は無いのか！
そんなんでお前の師匠がなんて言うか…！」
刹那
俺の腹の奥から湧き出る憎悪が少しばかり漏れて出た
四方八方に飛び出す糸を操り一歩でも動けば危険な糸の張り方をした。
『お前さ…言って良い事と悪い事があると思うんだわ。
二度とお師匠絡みで口出しするな、人の形見を叩きつけておいてお前こそその態度は何だ。』
きっと今の俺は俺らしくないだろうな
目が覚めた俺はすぐに糸を巻いて地面に叩きつけられたあやとりを拾い上げた。
『俺たちはただ柱合会議をしに来た訳では無い。
御館様からの伝令によりここに来たことを忘れるな。』
くるりと振り返ればもう既に隠が未だに眠ってる炭治郎を連れて来ている所だった。
どうやら怖がらせてしまったらしい、どうしようか
あんなの俺じゃないから
『ひとまず、炭治郎くんを起こしてくれるかな？』
「はい！この命にかえても叩き起します！」
そこまでしろとは言ってないんだが…
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シロヌコ(プロフ) - サイステ先輩が推しになりそうというか推しましたありがとうございます (2022年12月2日 16時) (
レス) @page47 id: 09da8bad9a (このIDを非表示/違反報告)
何でもないひとだよぉ(プロフ) - なんか面白そうなタイトルじゃんと思ってみたらなんなんですか…くそおもろいじゃないですか！応援してます。更新これからも頑張ってください！！！！ (2022年11月16日 21時) (レス) @page44 id: 9cea2e06fa (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 読む前「何か面白いタイトルやー」読んだあと「は？面白すぎんだろ。、、天才か？」サイコロステーキ先輩だって事忘れる面白さ。これからも頑張ってくだせい！！ (2022年10月9日 19時) (レス) id: da08d8ca50 (このIDを非表示/違反報告)
美奈(プロフ) - 成り代わりが読みたくて探していたらまさかのサイステ先輩の成り代わりに驚き、読み始めたら面白くて止まらず、ここまで読んでしまいました…控えめに言って神…続き楽しみにしてます！ (2022年8月6日 21時) (レス) @page18 id: 654a1bab90 (このIDを非表示/違反報告)
ロックマ - この作品最高です!!これからもがんばってください!!!!! (2022年7月13日 23時) (レス) @page2 id: 7ddd684455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2022年7月12日 20時
