捌拾捌の目 ページ38
人数がそれなりにいるからという理由で先輩隊士であるサイコロと別れた新米隊士3人組は、彼の指定した藤の家紋の屋敷に訪れた。
丁寧におもてなしをしてくれた優しいおばあさんと彼女の呼んだ医者のおかげでどうにか療養が出来そうだ。
箱に入っていた禰豆子の正体がわかるなり善逸は炭治郎に対してヘコヘコするようになり、相変わらず伊之助は所構わず炭治郎に嫌がらせの頭突きをしてきた。
そんな時、善逸はふとこんな事を口にしたのだ。
｢ねぇ、炭治郎と一緒に来た人って何者なの？｣
おそらくサイコロと呼ぶ彼の事だとすぐに察した。
サイコロと言った愛称、そして死んだ父と師匠以外に特にこれと言った話をしてこなかった為、炭治郎自身もよくわかっていなかった。
｢うーん…俺もサイコロさんについては詳しくないからな
いつから鬼殺隊に入隊しているのかもわからないから。｣
『分からないなら聞けば良いじゃないか。』
音もなく現れた一人の男に皆がハッとした
炭治郎は目を丸くしながら真面目に挨拶し、善逸は近づく音とか聞こえていたはずなのに驚いて叫び散らかし、伊之助は気にせず寝ていた。
『俺の事を話してたから来ちゃった☆』
｢来ちゃったじゃないよ！なんなのこの人！｣
彼の事が余計に分からなくなってきた
『それで…何を知りたいんだい？』
即座に話を切りかえて本題を聞き出そうとする彼に即座に口を開いたのは炭治郎だった。
普段から布面をつけてるのかとかいつから鬼殺隊にいるのかetc
『うーん…訳あって布面をつけてるから気にしないでくれ。あとは鬼殺隊には十三の時からいるよ。
この何年かは色々と経験したかな…だから
君達は仲間を大事にした方がいいよ、じゃないと簡単に目の前から消えていくんだから。』
優しく、そして寂しい目をしている彼の言葉はとても心に響いて耳にも残った。
炭治郎は鼻で、善逸は耳で、そして眠っていたはずの伊之助も肌で感じとり心に刻んだ。
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シロヌコ(プロフ) - サイステ先輩が推しになりそうというか推しましたありがとうございます (2022年12月2日 16時) (
レス) @page47 id: 09da8bad9a (このIDを非表示/違反報告)
何でもないひとだよぉ(プロフ) - なんか面白そうなタイトルじゃんと思ってみたらなんなんですか…くそおもろいじゃないですか！応援してます。更新これからも頑張ってください！！！！ (2022年11月16日 21時) (レス) @page44 id: 9cea2e06fa (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 読む前「何か面白いタイトルやー」読んだあと「は？面白すぎんだろ。、、天才か？」サイコロステーキ先輩だって事忘れる面白さ。これからも頑張ってくだせい！！ (2022年10月9日 19時) (レス) id: da08d8ca50 (このIDを非表示/違反報告)
美奈(プロフ) - 成り代わりが読みたくて探していたらまさかのサイステ先輩の成り代わりに驚き、読み始めたら面白くて止まらず、ここまで読んでしまいました…控えめに言って神…続き楽しみにしてます！ (2022年8月6日 21時) (レス) @page18 id: 654a1bab90 (このIDを非表示/違反報告)
ロックマ - この作品最高です!!これからもがんばってください!!!!! (2022年7月13日 23時) (レス) @page2 id: 7ddd684455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2022年7月12日 20時
