7話 ページ8
電車に揺られて数十分、私達はシュートシティからナックルシティに移動していた。
『ナックルシティはガラル地方の中心部にあり、中世の城壁をそのまま残す歴史的価値のある街…まるでドラゴンが街を守ってるみたいですね…兄様。』
ワ「すごい造形だな…。」
ゲームやアニメで見るよりももっとずっと迫力のある城壁に我ら兄妹は息を呑んでいた。
立派な城壁を見ながらも、私達を迎えに来てくれたナックルシティのジムトレーナーについて行く。
ジ「こちらが宝物庫兼図書館になります。この通行証があれば自由に出入りが可能で、図書館の本はご自由に読んでもらって構いません。
ですが、決して外に持ち出さないようにしてくださいね。」
ひとつの部屋ごとに説明を貰ってやっていいこととやってはいけないことをしっかりと頭に入れると、ジムトレーナーさんは私達2人分の通行証を渡した。
これがあればガラルの歴史やらポケモン図鑑が読み放題…心が踊るね
ジ「では早速ですが、ワタル様はポケモンをボールから出してウォーミングアップをお願いします。
A様は…」
『私はポケモンを持っていないので見学をさせていただきます。』
いよいよ兄様の修行が始まるのか
せっかくの初日だし見学したいと言うと、ジムトレーナーさんは見学席に案内してくれた。
少し高い位置にある席だからドラゴンポケモンの空中戦が楽しめる。
『兄様、頑張ってください!』
声を大きくして応援すれば、兄様はこちらを見て笑って手を振ってきた。
はあ…イケメンだ
相手はナックルシティのジムトレーナーでお互いにドラゴンポケモンを使用するルールの上バトルが始まる。
互いにボールを高く投げて勢いよく出てくるポケモン達
相手はイッシュ地方で最初に発見されたポケモンのオノンド、兄様はハクリューだ。
闘いの火蓋が今、切られた。
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年8月9日 23時