どうも、ポケモン博士です。 (ページ44)

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43話ページ44

身体中の筋肉や関節をほぐしていると何故かギャラリーが増えてた。

キ｢久しぶりだな…お前とポケモンバトルしたのは何年前だったか？｣

『確か貴方と出会ったのが11歳の時でしたので…9年前ですね。

そうだ…せっかくだから賭け事でもしませんか？』

私の提案にキバナは乗り気だった。

賭け事と言ってもそんなに重いものでは無い

勝った方が負けた方にジュースを奢る程度でいいでしょ。

キ｢いいねぇ…じゃあ俺が勝ったらデートしてよ｣

全然よろしくねぇ

よし決めた、この勝負絶対勝つ

『サザンドラ…私に危機が迫ってるよ』

〈キバナぶっ⚫す〉

自主規制しろ自主規制！

そんなこんなで始まったポケモンバトル

私のサザンドラＶＳキバナのフライゴン…これは9年越しの勝負になるなんて思わなかった。

キ｢始めようぜ…フライゴンすなあらし！｣

フライゴンの雄叫びと鈴のような羽の音と共に巻き起こる砂の嵐は私の肌にも強く当たった。

この程度の嵐で慌てふためくほど私は子供ではない

『砂嵐なんてすぐに止ませてやる…サザンドラにほんばれ！』

天候を味方につける戦法を採用しているのは貴様だけではないんだよ！

砂嵐の中天高く吠えるサザンドラの力は偉大で、気づけば嵐は止んで日差しが照りつける環境が出来上がっていた。

砂嵐を止められてもう一度すなおこしを指示するほどキバナの頭は悪くないだろう。

キ｢にほんばれ…！アンタも天候を利用するのかよ。｣

『油断大敵！かえんほうしゃで追い詰めろ！』

ここで説明しておくと、600族とも言われるサザンドラの特攻種族値は驚異の125

たとえすばやさ種族値が98で、100であるフライゴンには劣るとしてもこの火力で全然カバー出来る。

3つの頭から放たれる炎の威力はにほんばれの恩恵もあり、炎ポケモン並の火力は出る。

簡単にフライゴン位圧倒出来るさ

かえんほうしゃによりダメージを受けて後退りをするフライゴンに、キバナは次の指示をだした。

キ｢やり返すぞ！エアスラッシュ！｣

体に着いた火の粉を振り落として羽ばたくと、御自慢のすばやさを利用してサザンドラとの間合いを詰めるフライゴン。

それだけでもすごい、だから確実にエアスラッシュをサザンドラに当てることが出来たんだ。

でも安心して、うちの子はその程度で倒れる程ヤワじゃない。

〈痛い…やり返す。〉

そしてサザンドラと距離を詰めたのが悪かったね。

その頭という名の手からは逃れられない