34話 ページ35
ホテルに戻った兄様はそのまま体を休めると言った。
私はと言うと、兄様のご飯を作るほどの体力が残ってないので屋台で買っていこうとしたのだが…。
『…なぜキョダイマックスしたカジリガメがいるんだ?』
スタジアムに首を突っ込んで抜け出せなくなってるキョダイカジリガメを見て私は唖然とした。トレーナーはどこ行ったんだよ
そこで私は前世の記憶を思い出した
あれか…アニポケでロケット団がカジリガメゲットしようとしたら地面が割れてダイマックスのエネルギーを浴びちゃったんだ。
?「ぴぃ〜かぁ〜!!」
揺れる大地と共に突如現れたキョダイピカチュウに私は唖然とした。
確かあのピカチュウって…まさか
辺りを見回してあのピカチュウの主人を探しているのだが
『いた…あんなところに!』
カジリガメとピカチュウの戦いをそばで見守る2人の少年
うわぁ…見たことあるよあの子達
よくまああんなところにいるよね怖くないのかな?
しかし…あのピカチュウの主人と思われるあの少年の腕を見てるんだけどさ
『(よくまあダイマックスバンドなしで戦えるなぁ…あれはダイマックスのエネルギーを制御するためのものだから上手く戦うことだって奇跡に近いのに。)』
屋台の陰から様子を伺っていると、チャンピオンダンデがスタジアムから飛び出て来た。
なるほど…これが彼らの出会いだったのか
まあ知ってるんだけどね!
そういえばスタジアムにはまだお客さんがいるのではないか?
私は試合が終わって直ぐに屋台に走っていったけどさ、大体の人が試合の余韻に浸ってスタジアムにいたから……あれ?これヤバイのでは?
『全員スタジアムにいるお客さんの避難誘導をするぞぉぉぉ!!』
腰にぶら下げた6つのボールを投げて素早く指示をして大会関係者と一緒に避難誘導をした。
それにしても…兄様が直ぐにホテルに戻って良かったわ
なんてことを考えながら仕事の後片付けとかをして終わったのは夜中の3時でした。はい
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年8月9日 23時