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28話 ページ29

とは言ったものの…。

どうやってチャンピオンをシュートシティまで運ぼう…?

流石に歩かせるのは体力が消耗してしまうし、だからと言って交通機関を使えば確実に大騒ぎになる。

ブツブツとどうしようかと考えていると、問題児が何処かへ行こうとしてた。


『待ちなさい問題児…。貴方に関することで悩んでいるのですから私の傍を離れることは許しませんよ!』

ダ「おっとすまない!あそこにフライゴンがいたから知り合いと勘違いした。

あいつのフライゴンはもっと凛々しい顔をしてるからな!」


それってまさかキバナのことを言ってるのか?

まあ確かに彼ならフライゴンに乗って悠々とワイルドエリアを空中散歩しそうだな。



…あぁそうかそれだ。



『今からならポケモンの力でシュートシティに向かっても間に合うかもしれません。』

ダ「…すまないが万全な状態で試合に臨みたいからリザードンを出したくないんだ。」


そんなことわかってるわよ…誰が貴方のポケモンを使うって言ったよ?お?

私はにっこりと笑って腰にぶらさげたモンスターボールを2つ取った。


『ここにあるのは私の自慢のポケモンです。

どちらも素早さには自信のあるので今からシュートシティに向かえば夕方頃には到着しますよ。』


説明をしながら太陽の位置を見ると、少し傾いている。

スマホロトムで時間を見れば丁度15:00と表示されてる。

全然いけるな

まああとはダンデ次第だけどさ


ダ「本当に…良いのかい?」


私、秘密は多くても嘘はつかない主義なので

フードで顔の上半分が隠れた状態で言われても説得力はないと思うけど信じて欲しい。

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年8月9日 23時

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