20話 ページ21
ポケモンバトルなんてはじめてだな
今までは自分がポケモンのように戦闘態勢を取って組手をしていたからな。
とにかく分析が大事だな…何事も情報が全てなところがあるからね。
『モノズは目が悪い分他の器官が比較的優れてる。
例えば匂いだね相手のナックラーはどんな匂いがする?よーく嗅ぎとってみようか。』
まるで先生が生徒に物事を教えるように目線を合わせて一緒にナックラーを分析した。
あとはモノズができることを知るか
モノズの特性は、はりきりと言って技の威力が1.5倍になるけど命中が0.8倍になってしまうというもの
『ナックラーよりもスピードはあるからあとはいつでも相手の動きを把握出来るように匂いを嗅ぐんだ。いいね?』
〈頑張る…勝つ〉
意気込みは十分、ならいける
私は少し後ろに下がってキバナを見た。
『はじめてのバトルだからお手柔らかにお願いしますね』
キ「ばーか…はじめてだから手は抜かないもんだろ!」
まあそりゃあそうだよね
淡い期待は捨て去ってここはこちらも頑張るしかないのね
審判はジムトレーナーの人がやってくれるみたいでちゃんとお願いしますと言ってバトルフィールドに立つと、急に冷静になってきた。
頭の回転スピードを上げて獣のように目を細めて呼吸をする。
審「バトル…開始!」
上がっていた手を勢いよく下げて始まった試合、1秒毎に刻まれた時間を感じながら私は指示を出す。
『やるよモノズ…!』
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年8月9日 23時