2話 ページ3
何故私はこんなことをしなければならないのだ…
『ふぅ…あともう一本』
ここはフスベシティの大きな湖の先にあるりゅうのあなと呼ばれる場所
かれこれ半年はここで修行を積んでいる。
何故私がここでこんなことをしているか…場所を聞いてもう察しが着くだろう
私、一年の修行でドラゴン使いにならなければいけないのだよ…なんで?
ドラゴン使いってもっと長い時間をかけて修行をしてなるものじゃないの?
私の兄はなんてことを言うの?
__ガラル地方に共に行きたいのならお前もドラゴン使いになるんだ。
じゃないから!!
まったく…めちゃくちゃな兄を持つとこんなに苦労するとは思わなかった。
『はぁ…私はただの人間じゃあないから頭が痛くなる。』
それは長期間の修行のせいではなく、私が普段から患っている頭痛のようなものだ。
ほらまた聞える
〈あの人間…ポケモンを持ってないの?〉
〈ここはドラゴンポケモンと一緒に修行する場所なのにね…クスクス〉
おいおい私をディスるな…ちらりと声の聞こえる方を見れば、2体のミニリュウが岩陰から私を見ているのがわかった。
なんてツッコミを入れているが、私はポケモンの言葉が理解出来る。
そんな大事なことを誰かに言ったことはないし、一番信頼出来るワタル兄様にも言ってはい
というかドラゴン使いだけでなく、ポケモン好きなら余計にポケモンの言葉は理解できると嬉しいのだろうな。
そういえば言い忘れてたのだが、私はポケモンを持ってない。最初のポケモンがミニリュウとかは在り来りすぎるから別のポケモンを最初のポケモンにしたいのだ。
だから私は特別にここで一人で修行して、野生のドラゴンポケモンと仲良く出来たらクリア
それではドラゴン使いでは無い…ルールに反すると思うから仮免取得という名目でこの修行を受けてる。
ただひたすらにトレーニングを積んでは岩陰に隠れてるドラゴンポケモンに話しかけようするが、いつも失敗に終わってる。
なんで?
『やっぱりポケモンの言葉がわかるのがいけないのか…?』
マジでどうしよう…
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年8月9日 23時