[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語Ⅱ (ページ9)

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五十九話ページ9

峠クイーンのドレディアが雷の影響で荒ぶっていることは実は私も知っていた。

ガチグマの調査と傍らにクイーンのドレディアを調べていたのもあるけど、第一に原作のゲームの知識が基礎となっているけど。

でも今回の件についてセキさんは何も知らなかった…そりゃあヒナツが隠蔽して自分一人で解決しようとしていたからね。

『峠クイーンのドレディアについては私も調べていました。

ドレディアの影響でガチグマも暴れてしまったと考えれば納得できます。

ドレディアの振りまく粉には周りのポケモンを鼓舞させる効果がありますからね。』

更には雷の影響でドレディアの力が暴走して粉の効果も倍増していたと考えたらガチグマがあそこまで暴走するのはうなずける。

だが今の問題はガチグマではなくドレディアだ。

｢ドレディアについて話を聞こうにもヒナツのやろうコトブキ村のどこにもいねぇ！｣

カリカリしている暇はないぞセキさん

それにデンボク団長もシンジュ団のガチグマが荒ぶっていた原因がコンゴウ団のヒナツにあるとするならまた2つの勢力争う可能性があると言い出した。

しかしガチグマは治まった…次はドレディアをどうにかするために調査しないと。

『私とテルの2人でヒナツさんを探します。

我々ギンガ団がするべきことはシンジュ団とコンゴウ団が争わぬ為に問題を解決する事。

何があろうとどちらか一方の団に肩入れする訳にもいきませんから。』

私達にしか出来ない方法で問題を解決するしかない。

セキさんは峠クイーンのいる舞台の戦場に先に行くと言ってた。

別れる前に言っておかなければだな。

テルには先に門の前で待っていて欲しいと言って一度別れた。

紅蓮の湿地でテルが怪我をしたから薬を結構消費したから一度家に戻って補充してから湿地に向かわないと。

｢なんでこんな時に話がしたいなんて言ったんだ？

今は時間がもったいない…｣

『いいえ、今でないといけないのです。

あなた…本当にヒナツさんの状況を考えられないのですね。』