7 ページ7
.
お二人は話し終わったあと、結論?か何かを決めたようで。
(どうやら口論は灰谷蘭様が勝った様ですが……一体何の口論だったんでしょうか?)
よく分からないがとりあえず私は粗相の無い様に。
恐らくこの後は普通に挨拶をして解散する筈だからあまり気負わず…
「お酒飲みに行こっか!」
『え』
待ってくれませんか?今なんと?お酒を飲む?2軒目行くんですか??
『に、2軒目でしょうか……?』
「そーなるね。何処がいい?あんまり強いのは無理?」
『いや夜から仕事なので酔う訳には……』
「大丈夫、酔う前で切り上げるから。それとも俺達と呑みに行くのは嫌?」
『そんな、訳ではありませんが……』
どうだろう。どこかゴリ押しされているかの様な感じがするのだが……
(かと言って上司の誘いを断るのはな…)
『………酔わない、のであれば…』
「Aちゃんったら仕事人間だなー。ま、いっか」
「おら、行くぞ」
『あ、はい…』
竜胆様に手を引っ張られながら歩き出した。
__________
______
___
『ぁの……ここってその、』
「VIP席だねー。貸切にしてあるし心配しないで」
…………待って欲しいんですが。
(椅子に座るのも恐れ多い…装飾が一々細かくてお金がかかってそうなんですよね…流石梵天の幹部様……ですがここまでしなくとも……)
「あー、固まってんな。緊張してんのか?」
「あは、かわいー」
『いえ、そんな、はい、いえ…』
「どっち?」
連れてこられたのは夜景が見える様な上品なバー。この二人が取り仕切っている所のひとつ、なんだろうか。
そして装飾が豪華すぎる。しかもVIP席しかも貸切。
「Aちゃん、甘いのは好き?」
『あ……はい、人並みには…好きだと思います』
「ん。じゃあカシスオレンジかな?でも度数低いし…アマレットとカルーアどっちがいい?」
『どちらでも、良いです。ですが失礼ながら一杯だけにさせて頂きます…』
だが雰囲気に呑まれてはいけない、この後は仕事だ。上司とはいえ仕事は完璧に完遂させなければならないし飲むのは一杯だけ。
「えー?1杯?」
『一杯です』
「……お前堅物ってよく言われねー?」
『…………言われますが何か』
__________
2671人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮 - 三途も同じ状況になってしまうのでしょうかww更新頑張ってください!応援してまーす! (2022年3月28日 9時) (レス) @page12 id: b575e31252 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!ぜひ続きを書いて欲しいっ更新待ってます! (2022年1月4日 10時) (レス) @page12 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 待機…( ′ ′ )← (2021年12月20日 23時) (レス) @page12 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
NANA - ここで止まっちゃうのかよ?!www更新してほしいー!!!!!! (2021年11月26日 5時) (レス) @page12 id: fc6b10805b (このIDを非表示/違反報告)
どっかの犬好き - さ、さんま見てたら思い付いたんですか…凄いですねw更新楽しみにしてます (2021年10月31日 21時) (レス) id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:実珠 | 作成日時:2021年9月9日 23時