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F side



「あの、それってなんでだと思う??」

「はぁ…?好きなんじゃないの?みつのこと。」

「…やっぱりそうなんのかな…」

「今更感すごいけど。」

「…え?どういうこと…」

「じゃあ寝るね?みつと仲良くしなよー。」

「ちょ、わた!まっ…」


はぁ、ついにわたにも見捨てられたよ…。


ピロン


“ あとは自分で考えなさい ”


そっか…そうだよな。


「好きなんだろうな…北山が…」


“ 好き ” の2文字を聞いた途端、今までの自分の行動がすとんと腑に落ちた。大体好意持ってなかったら、俺んとこに泊まればなんて言わないだろうし、北山だって玉とか千賀とかのとこ行くだろうし。

考えれば考えるほど、“ 好き ” という感情がぴったりハマる。


…ハマリはするけど…。


「…メンバーだぞ?」


個人的には、同性同士の恋愛は悪いことじゃないと思う。でも、メンバー同士の恋愛とはいかなるものか。玉と宮なんて1番恋人っぽいけど、やっぱりそこまでの距離ではないのかなって思うし…。

大体、北山がそういうのダメそうだし。女の子好きだろうし。…俺、男だし。


「はぁぁぁ…どうしたらいいんだよ…」


かなり長い時間ベランダにいたため、すっかり体は冷えきってしまった。そろそろ中に戻ろう…そう思った時に、後ろから、ゆっくりと窓をあける音がした。



「ん……ふじがや…?」

「ぉ、北山…。起きたの?」

「となり…いないから、また…寝れないのかと…」

「あ、俺?ごめんごめん、寝れないわけじゃないから大丈夫だよ?」


まぁ、色々意識しすぎて寝れなかったんだけどな…。


「ねよ…ほら、そとじゃね…」


完全に寝ぼけている北山は、よく分からない言葉を呟きながら、俺の手をとって部屋の中に誘導した。


寝ぼけているからだろう、北山が俺の手をぎゅっと握ってくるが、俺は弱く弱く握り返すことしか出来なかった。

意識→←消えない



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あんころもち(プロフ) - えみさん» 温かいお言葉ありがとうございます;;;;そう言っていただけて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いいたします。 (2018年10月25日 5時) (レス) id: 853842a74e (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 読ませていただきました!藤北担として最高なお話です!!!面白いです!!!これからも応援してます^_^ (2018年10月25日 0時) (レス) id: cccd9ed620 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(プロフ) - manikifuさん» コメントありがとうございます!更新できずすみません、、必ずしも戻ってきたいと思っています!これからも応援よろしくお願いします! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 853842a74e (このIDを非表示/違反報告)
manikifu(プロフ) - あんころもちさん、いつも楽しく読ませていただいてます(*^^*)学校始まったら大変ですもんね… このお話すごく好きで、更新を楽しみにしてました(*´ω`*) もどってこられるのを待ってますね♪学校頑張ってください(/≧◇≦\) (2018年8月28日 7時) (レス) id: be83be4342 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(プロフ) - え みかさん» メンバーの誕生日だったりするとスクショしたくなりますよね!めっちゃわかります!ありがとうございます。がんばりますね! (2018年8月20日 17時) (レス) id: 853842a74e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんころもち | 作成日時:2018年8月12日 17時

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