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Ki side
「おじゃまします…」
藤ヶ谷が空けてくれたスペースにそっと入る。ダブルベッドとはいえ、大の男2人が横になればそれなりの窮屈感はあるわけで…
思ってたより全然近えじゃん…
その距離僅か10cm。どちらかが動けば肩がぶつかる距離。藤ヶ谷も想定外だったらしく、“ ちょっと狭い ” なんて呟いてる。
もう少し俺がベッドのふちギリギリに寝れば少しはゆったりできるのかもしれない。そう思って、落ちるか落ちないかギリギリのとこまで移動する。
「そんなギリギリに寝てたら落ちるでしょ。」
「俺はそんなに寝相悪くねえからな!」
「でも寝返りうったら終わりじゃん。」
「まぁ、そうだけど…」
俺はな、藤ヶ谷が男とくっついて寝んのは嫌だと思ってギリギリまで離れてやってんのに、お前は俺の努力も無視するのか!?っていうか、俺だって男となんてくっつきたくねえよ!
「もうちょいこっち寄って。」
「な、なんでだよ!」
「落ちて怪我されても困るから。」
「そんな弱くねえよ!」
「いいから、寄れって…」
そう言うと、藤ヶ谷は俺の腕を掴んでぐっと自分の方に引き寄せた。
「ぉわっ…!」
俺は突然のことに頭が追いつかず、気がつくとさっきよりも近い距離に藤ヶ谷がいた。鼻を掠めるシャンプーのいい匂い。自分からもきっと同じ匂いがしているであろう。
「夏でも夜は冷えるから…ちょっとくっついて寝れば暖かいんじゃない…?」
「そそそ、そうだなっ…」
「じゃ…おや…すみ…」
「お、おやすみ…」
あっという間に眠りについた藤ヶ谷。
この部屋に聞こえるのは、規則正しい藤ヶ谷の寝息と、バクバクとうるさい俺の心臓の音だけ。
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あんころもち(プロフ) - えみさん» 温かいお言葉ありがとうございます;;;;そう言っていただけて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いいたします。 (2018年10月25日 5時) (レス) id: 853842a74e (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 読ませていただきました!藤北担として最高なお話です!!!面白いです!!!これからも応援してます^_^ (2018年10月25日 0時) (レス) id: cccd9ed620 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(プロフ) - manikifuさん» コメントありがとうございます!更新できずすみません、、必ずしも戻ってきたいと思っています!これからも応援よろしくお願いします! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 853842a74e (このIDを非表示/違反報告)
manikifu(プロフ) - あんころもちさん、いつも楽しく読ませていただいてます(*^^*)学校始まったら大変ですもんね… このお話すごく好きで、更新を楽しみにしてました(*´ω`*) もどってこられるのを待ってますね♪学校頑張ってください(/≧◇≦\) (2018年8月28日 7時) (レス) id: be83be4342 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(プロフ) - え みかさん» メンバーの誕生日だったりするとスクショしたくなりますよね!めっちゃわかります!ありがとうございます。がんばりますね! (2018年8月20日 17時) (レス) id: 853842a74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんころもち | 作成日時:2018年8月12日 17時