15話 ページ16
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｢Aさん、助けてください。｣
次の日、レオナを起こさないように寮を抜け出し早朝に下準備をしているとジャミルが来た。
こんな朝早くにどうしたのだろうか。
｢おお、おはよう。ジャミル。どうした。｣
ジャミルは申し訳なさそうな顔をした。
目の下にクマもあるし、よっぽど大変なことなのだろうか。
｢実はカリムが……昨日の夜に今日の放課後宴をやると言い出して、かなりの人数を誘ったんだ。
俺一人で捌くには骨が織れる。どうか手伝って欲しい。お礼は後でする。カリムが。｣
白髪の少年カリム君。なんて大胆な事を……
こりゃジャミルが疲れてるはずだわ。
ストレスで押しつぶされないといいが。
｢分かった。放課後すぐ向かう。｣
俺はジャミルの頭をクシャッと撫でた。
｢そう抱え込むなよ〜。疲れたらとびきり美味いスイーツくらいは出してやるよ。｣
そう言うと浅くお辞儀をして颯爽と去っていった。
甘やかされるのは得意ではないみたいだ。
今度存分に甘やかしてやろう。
俺はそんなことを考えながら調理を始める。
今日のメインは魚だ。ここの学校は予算が豊富なので作りがいがあるってもんだ。
昨日の夢は、あの日からよく見る。
最近は平気だったのだがまた見るようになってしまった。レオナ以外の王族が知っている俺の罪。
まあ過ぎたことはしょうがない。ポジティブに行こう。
俺は魚の頭を勢いよく切った。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年2月11日 16時) (
レス) @page30 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - 洸さん» 返信遅くなってすみません……！そう言って頂けて本当に嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年7月31日 15時) (レス) @page30 id: f3216aef7e (このIDを非表示/違反報告)
洸 - えっちょ、は？神か？神だな？貴方は神だな？誇張じゃなく神だな？神ですね？え、今まで見た中で最高ですよコレ。更新待機しますよマジで。 (2022年4月23日 21時) (レス) @page27 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - 舞さん» 返信遅くなり申し訳ございません……ありがとうございます！ (2021年11月17日 19時) (レス) id: bc678a6855 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2021年11月7日 2時) (レス) @page24 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずぴす x他1人 | 作成日時：2021年8月21日 5時
