D.Gray-man ～終焉を告げる者～ (ページ31)

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No.27 ページ31

と言われて来たものの、来たときは既に決着が着こうとしていた。

ラ「イノセンス第２解放。判、丸火!!」

ラビ兄は、大きくなった槌を地面におもいっきり降り下ろす。

ラ「劫火灰燼、火判!!」

地面から、炎の蛇が現れ吸血鬼を包み込む。

あ「これ、やり過ぎじゃ・・・。」

ラ「大丈夫、火加減はしといたさ。」

そして荒れ狂った炎は城の壁に激突し、粉砕する。

ラ「追うさよ。」

あ「ああ。」

ラビ兄がひょいと私を持ち上げ、槌を伸ばす。

・

・

ラ「よっ！アレン、捕まえたさー。」

エリアーデと戦闘中だったアレンをラビ兄が捕まえる。

ア「ラビ！」

ラ「よっ！あれ？左目開いてるー。」

あ「ねっ！あのアクマ!!」

私達が話している隙に、エリアーデが負傷した吸血鬼に近寄る。

エ「アレイスター様。」

ク「エリアーデ・・・!?な、何であるかそれは・・・!!」

エ「え？」

ク「おおお前のその・・・体から出ているものは・・・何なのだ!?」

ラ「冥界から呼び戻され、兵器のエネルギー源として拘束された「アクマの魂」・・・か？」

ア「!?」

ラ「す、すげぇぞ。何で・・・俺にも見えるさ・・・？お前の左目のせいか？」

ア「(マナの呪いが強くなった!?)」

見える・・・。

魂の悲痛な顔が・・・。

ラ「クロちゃん、その姉ちゃんはアクマさ!!あんたと俺らの敵さ!!」

ク「エリアーデ・・・？」

エ「ぶち壊しよ、もう。」

一瞬で転換したエリアーデは、クロウリーという名のエクソシストに攻撃をする。

ク「うぐっ・・・!!」

エ「死ねっ!!」

あ「私たちも助け・・・ア「うわあっ!!」

はっと後ろを見ると、床を突き破ってきた食人花がアレンたちに絡み付いている。

・・・逃げよう。

食べられたくないし。

ベトベトするし・・・。

上を見ると、２人の激しい攻防が続いている。

そして、決闘の末、

・

・

エリアーデは愛するクロウリーに始末された。