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『……で、ここがこうなるの』
ゆ「なるほど!!Aちゃん教えるの上手いね!!」
『あ、ありがとう』
私達は机をくっつけて文系の3人に勉強を教えている。
最初は自力で問題を解く様子だったが、結局分からず終いで私達に聞いてくる。
て「どうしてこんなに範囲広いんだよ!!」
り「いや、こっちより全然広くないから」
し「お前らちゃんと勉強しろー!!」
ゆ「しばゆーが優等生ぶって怖いんだけど」
と「なぁA。数学教えてくれねぇ?」
『うん。いいよ』
私はとしみつくんに数学を教える。
私の得意科目は数学。なんか教える甲斐があって嬉しい。
『──でこうなるの』
と「やべぇ。A教えるのめっちゃ上手ぇんだけど」
『あ、ありがとう』
て「ねぇねぇAちゃん。俺にも教えて!!」
『……あっ』
てつやくんが持ってきた教科…それは英語。
実は私は英語が苦手で、その教科だけ1番点数が悪い程だ。
『ごめん。私英語が苦手で……』
て「そうなんだ、ごめんね。だったらしばゆーに教えてもらうか」
し「おい何だその言い草は」
り「………」
***
キーンコーンカーンコーン…
勉強会終了の知らせのチャイムが鳴った。
私達は机を戻して帰る支度をした。
て「いやぁ〜皆のおかげで少し解った気がするわ」
『力になれて良かったよ』
て「それじゃ明日もよろしくね!!」
『……え?』
文系の3人はニコニコと笑いながら颯爽と帰って行った。
まさか明日もここで勉強会するのかな?
まぁ私も皆と勉強会して楽しかったから良いけど
それより私の方は大丈夫なのか?
皆に勉強を教えながら1番苦手な英語を勉強してたけど全然分からない…これじゃあ私が赤点取ってしまいそう……
り「Aちゃん、これから暇?」
『うん。どうしたの?』
り「よかったら、うちで勉強しない?」
『……え!?』
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年11月22日 0時