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テスト1週間前。
りょうくんもテスト期間だからと部活が休みとの事で帰る支度をしていたら、廊下からドタドタと走る音が聞こえた。
て「りょう!!あ、Aちゃんもいた!!」
ゆ「頼む!!助けてくれ!!」
いきなり私の教室にやって来たてつやくんとゆめまるくんととしみつくん。助けてってどういう事なんだ。
り「ちょっと助けてって一体なに?」
て「俺達に勉強を教えてくれ!!」
『……え?』
どうやら私達に勉強を教えて欲しいようだ。
どうして私達なんだ。
『どうして私達なの?』
と「2人とも俺達より頭いいだろ。だから聞くならお前達だなと思ったんだけど」
り「でも文系と理系と範囲違うでしょ」
て「そこをなんとか!!今度飯奢るから!!」
し「ふふっ…仕方ないな。この柴田様が教えて差し上げよう」
私の前の席のしばゆーくんがくるっと私達の方向くが皆「いや、しばゆーは馬鹿っぽいからいいや」と拒否していた。
し「なんでよ!?今ならタダで教えてやるのに!!」
て「なんかしばゆーが俺達より頭良いのが腹立つ」
と「わかる」
て「頼むよぉ〜。赤点取ったら部活来るなって監督から言われてるんだよ…」
り「ちょっと、教えるから他の人の前で騒がないで。恥ずかしい…Aちゃんも大丈夫?」
『うん。大丈夫だよ』
こうして私とりょうくん(一応しばゆーくん)は文系の3人に勉強を教えることになった。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年11月22日 0時