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ゴールデンウィークが終わり学校が再開した。
今日から勉強三昧か、と思っていると隣の席のりょうくんがやって来た。
り「おはよう」
『りょうくん。おはよう』
り「あ、それ…!」
『気づいた?付けてみたの』
この前りょうくんが取ってくれたキーホルダー。
あれからどこに付けようか迷った結果、学校の鞄に付けてみた。まさかすぐにりょうくんにバレるとは…
さすがりょうくん。
り「そうだ。今日違うとこでお昼食べるんだけど大丈夫?」
『うん。私は大丈夫だけど…』
違うところってどこだろう。
教室以外ってことは食堂?私は疑問を持ちながらお昼を待つことにした。
***
昼休みを告げるチャイムが鳴った。
し「そんじゃ、りょうくん先行ってるね」
り「うん」
しばゆーくんがりょうくんに告げてどこかに消えてしまった。りょうくんもお弁当を持って「行こうか」と言う。
私もお弁当を持ってりょうくんについて行く。
『どこで食べるの?』と聞くも「着くまで内緒」と言って教えてくれない。
り「……着いたよ!」
着いた先は屋上の扉の前。
りょうくんはコンコンと扉を叩くと、扉の向こうから声が聞こえた。
「…しばゆーの息は?」
り「臭い」
合言葉だろうか謎の言葉を言うと屋上の扉が開かれた。
り「こっちだよ」
りょうくんの招きで屋上に入る。
するとそこには……
て「あ、Aちゃん!!」
し「いらっしゃーい」
ゆ「やっほー」
と「おっせーぞ」
ゴールデンウィークの時に一緒に遊んだメンバー全員が揃っていた。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年11月22日 0時