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私の隣で一緒に落書きしていたしばゆーくん。
皆しばゆーくんが落書きした写真を見て爆笑したりクレームを入れてた。
し「結構芸術的だと思ったんだけどなぁ」
ゆ「でも逆にAちゃんが落書きした写真いい感じじゃない?」
て「うん。しばゆーより全然良い!!」
と「見やすくて良い」
し「ちょっと比較しないでー!!」
り「表情も最初より全然良いね」
『……ッ!!あ、ありがとう』
し「まぁこれも思い出のひとつになっていいんじゃない?」
て「1人で勝手にまとめんな!!……って、もうこんな時間じゃん!!」
時計を見ると18時を迎える頃。
「そろそろお開きだね」と言いながら店の外に出る。
少し寂しい気持ちはあるがとても楽しかった。
『みんな、今日はありがとね』
し「いいって事だよ!!」
て「俺達も楽しかったよ」
ゆ「また誘ってね」
と「気をつけて帰れよ」
みんなその場で解散して私とりょうくんが残った。
『それじゃあ私も帰るね』
り「待って」
りょうくんが私を呼び止めた。どうしたんだろう。
『どうしたの?』と聞くと、りょうくんはポケットから私がさっき欲しがっていたキーホルダーが出てきた。
『りょうくん…それって…!!』
り「さっきAちゃんが欲しがってたの見ててね。落書きしてる間に取ってきたんだ」
落書きしてる間……あっ!!だからあの時いなかったんだ!!
『ありがとう。大事にするね!!』
り「……ッ」
『りょうくん?』
り「あ、ごめんね。それじゃあまた学校でね!!」
『うん!!今日はありがとう!!』
初めての友達と初めてのお出かけ。
今日すごく楽しかったなぁ
またみんなで楽しいことしたいなぁと思いながら帰路につくのであった。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年11月22日 0時