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し「ねぇねぇ皆でプリクラ撮らない?」
て「いいね!撮りたーい!」
と「こんな男ばっかでか!?」
て「いいじゃん!Aちゃんは?」
『実は私プリクラ初めてで…』
し「うそっ!?じゃあAちゃんのプリクラデビューだね!!」
て「だったら教えてあげる!入って入って!!」
『えっ!?ちょっ…!?』
てつやくんは私の背中を押してプリクラの中に入る。
その後皆も中に入るが6人いるせいからぎゅうぎゅうで少し狭い感じ。
てつやくんとしばゆーくんは慣れた手つきでプリクラの背景を選んでる。私は友達がいないせいでプリクラ自体初めてで緊張が走る。
て「よし、できた!!皆始まるよー」
し「皆笑ってー」
機械のアナウンスが流れ写真を撮られる。
て「Aちゃん緊張しすぎ!!」
し「ほら笑って!!」
『こ、こうかな…?』
未だに緊張が解けなくてどうしようと思っていると、私の背後にいたりょうくんが私の肩を叩く。
り「大丈夫だよ。リラックスして」
リラックス……私はゆっくりと深呼吸すると、さっきまであった緊張が消えた。
再びアナウンスが流れ何枚か写真を撮る。
撮影が終わると裏手に行って落書きコーナーに行く。
て「Aちゃんやってみる?」
『いいの?』
て「うん。好きに描いてみて」
私はペンを持ってさっき撮影した写真に落書きする。
落書きといっても一人一人名前書いたり、スタンプ貼ったりと特に面白味の無いものだけど、私的には面白いと感じた。
残り時間はあと僅か…あとは何描こう。
そうだ。さっきノートに描いたオリジナルキャラを描いてみよう。
私はペンや色を駆使して空いているスペースに描く。
どうか間に合って欲しい……
<落書きタイムしゅーりょー>
どうやらギリギリ間に合った。
私達は完成を待っていると、いつの間にかりょうくんがいなくなっていた。
ゆ「あれ?りょうくんは?」
『さっきまでいたよね?』
と「トイレじゃね?」
り「ごめんごめん。できた?」
りょうくんが戻ってきたと同時にプリクラが完成した。
て「ちょっ!?これなに!?笑」
と「おいこれってどういう事だよ!?」
私は完成したプリクラを覗くと、私が担当してない写真がとんでもない事になっていた。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年11月22日 0時