11.成人式�� ページ11
て｢おっ!!ラッキー!!空いてる空いてる｣
会場に入るなり早々てつやくん達は最前列の席に座った。
その格好で1番前に座るって結構度胸いるよね？
て｢ほらAちゃんの席も空いてるよ｣
『わ、私後ろで見てるから大丈夫だよ』
私はちょっと恥ずかしくなり、としみつくんが座っている席の後ろに座った。
これなら落ち着いて式典が見れるかなと思い、さっき受付で貰った式典の流れの紙を見る。
どうせ市長とかお偉いさんの挨拶ばっかりだろうと軽く目を通す。
『…新成人挨拶？』
式典の終盤には新成人の挨拶があるらしい。
へー、と思いながら代表者の名前の一覧を読んでいると……
『鈴木…としみつ…!?』
代表者の一覧にとしみつくんの名前があった。
嘘!?としみつくん代表なの!?
『ねぇ!!としみつくん新成人の代表なの!?』
と｢おぅ。すげぇだろ｣
彼はドヤ顔しながら私の方を見る。
まさか新成人代表がこんな近くにいるとは思わなく少し驚いてる。
と｢ビシッと決めてくるから、ちゃんと見といてくれよ!!｣
彼は私にそう告げると成人式の開始のアナウンスが流れた。
成人式が始まり色んな人が登壇して祝辞の言葉やら何やら話してる。
長々と話を聞いていると次に新成人代表の挨拶がやって来た。
あ、としみつくんの番だ。
アナウンスが流れると前方に座っていたとしみつくんが立ち上がり、軽く私の方を向いてきた。
と｢行ってくる｣
私も小さく『頑張って』と応援すると｢おう｣と返してくれた。
としみつくんは壇上に上がりマイクを持って挨拶が始まった。
と｢本日は私達が成人として新たな第一歩踏み出すと共に、この様なsay……｣
あ、噛んだ笑
笑いたいけど今は大事な挨拶の最中だから笑うのは我慢しよう。と思っていたが、てつやくん達の方を向くとちょっと笑ってる姿が見えた。
その後のとしみつくんは何とか噛むことなく成人式も無事終了した。
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ぺぺぺ(プロフ) - こぶーさん» こぶー様コメントありがとうございます！他にも緑くん落ちの小説を作っているので、そちらもよかったらお願いします！ (2022年1月6日 20時) (
レス) id: 83a7dfa38f (このIDを非表示/違反報告)
こぶー - としみつに終始きゅんきゅんでした！素敵な小説ありがとうございます！！！ (2022年1月6日 16時) (レス) @page45 id: 12a3fd5c7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2021年11月3日 1時
