特効薬は俺2

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『としみつくん…』


と｢A!!……よくもAを…｣


義兄｢チッ…いつもお前は邪魔ばっかして……｣


と｢お前らは何を企んでるんだ｣


義父｢俺達はこの子の成長を見守ってただけさ。成長して綺麗になったら金になると思ってな。でも高校生になってから音信不通になってね…困ってたところちょうど岡崎に彼女がいて安心したよ｣


義兄｢だけど毎度毎度お前がいるせいで彼女を連れてく事が出来なくて……全部…全部…お前のせいだ!!｣


義兄は怒りの表情を見せながら、ポケットから鋭利な物を取り出し、としみつくんの方へ走った。


『としみつくんっ!!』


と｢……ッ!!｣


鋭利な物はとしみつくんの左肩に掠った。


義兄｢チッ…次でお前は終わりだァ!!｣


『としみつくん!!』


と｢……ッ!?｣


警察｢警察だッ大人しくしろ!!｣


数名の警察官が私の部屋に入ってきた。


義兄｢クソっ離せぇ!!｣


義父｢誰がこんな事を…｣


警察官が義父兄を取り押さえられ、としみつくんは急いで私の元に駆け寄った。


と｢A!!大丈夫か!?｣


『としみつくん…ありがとう…!』


と｢礼なんて後でいい。それより手錠の鍵は…｣


としみつくんは部屋の辺りを見るとテーブルの上に手錠の鍵が見つかり、私の手は開放された。


『としみつくん…』


私は安心したのか彼に抱きつき更に大粒の涙が流れた。
としみつくんも｢良かった｣と私の頭を優しく撫でてきた。

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