79 ページ31
──あれから数日。
パトロールのおかげか私の前に義父兄が現れることはなくなった。
としみつくんの他に皆さんが私の事心配してくれて安心している。
そんなある日、いつも通り朝から撮影の為私は部屋で支度をしていた。
としみつくんも決まった時間にインターホンを鳴らして迎えに来てくれる。
だが今日は今日は違った……
ピンポーン……
時計を見るといつもより30分早い。
どうしたんだろう……
私は急いで支度を済まし玄関へ向かう。
『としみつくん、今日は早い……ッ!?』
玄関の扉を開けると、そこには義父兄の姿があった。
どうしてここに……
ここのマンションは入居者が持ってる鍵が無いと出入りは出来ないはず……
義父「遊びに来たよA」
『な、なんで……』
義父「ちょうど引越し業者の人が玄関を出入りしててね、容易く入れることが出来たの」
義父兄がニヤニヤしながら私を見ている。
は、早く警察に連絡しないと…と思い玄関の扉を閉めようとすると…
義兄「おっと!どうして閉めるの?」
義兄の手によって扉を閉めるのを遮られてしまった。
義兄「俺達はAに会いに来ただけなんだよ?」
怪しげな笑みを浮かべながら私の頬を触る。
いや……やめて……
こうなったら、としみつくんから貰った防犯ブザーを鳴らせば……と鞄の中に手を入れると
義兄「何してるの?」
義兄に私の手首を捕まれた。
『いやっ!!やめてっ!!』
私は抵抗するも向こうはビクともしない。
私は何度も何度も暴れていると、義父はハンカチを持った手で私の口を塞いだ。
『んっ!?んんん!!?』
義父は口、義兄は手首を力強く抑えて私は身動き何一つ取れることはなかった。
しかも急に眠気が……
としみつくん……皆さん……誰か助けて……
私はその場に倒れた。
154人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぺぺぺ(プロフ) - therigani0828さん» theirigani0828様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!他の作品もありますので、そちらもよろしくお願いします! (2021年11月22日 18時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
therigani0828(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白くて更新がいつも楽しみでした(*^^*) 新作も楽しみにしています! (2021年11月22日 4時) (レス) @page50 id: 0fb7eb5917 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺぺ(プロフ) - Lucy-ruuさん» Lucy-ruu様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!次回作もどうかよろしくお願いします! (2021年11月21日 23時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - とっても面白かったです!更新をいつも楽しみにしていました。新作楽しみにしています!! (2021年11月21日 23時) (レス) @page50 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年10月12日 22時