特効薬は俺2

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義兄｢誕生日おめでとうA。誕生日プレゼント気に入ってもらえた？｣


電話越しに聞こえる義兄の声に怯える私。


と｢おいてめぇ！どういうつもりだ!?｣


義兄｢その声はあの時の…まぁ、それよりA。彼以外にたくさんの男の人がいるけど…｣


え…？たくさんの男性って東海オンエアの皆さんのこと？
義兄にバディをしている事は教えてないし、としみつくん以外の人達とは会ってない。


これは一体……


と｢おい、なんで俺以外の奴がいるって分かるんだよ？｣


義兄｢そりゃ俺には何でもお見通しさ。因みに今俺は自宅にいるけど｣


虫｢……!!もしかして…!!｣


虫眼鏡さんはハサミやカッターを持ってきてクマのぬいぐるみに切れ目を入れた。


て｢虫さん何してるの!?｣


虫｢いいから！皆も手伝って！｣


虫眼鏡さんの行動に皆さんが手伝う。
切れ目から綿を取り出すとと共にゴトっと物が落ちた音がした。


虫｢…やっぱり｣


と｢虫さん…それって…｣


虫｢盗聴器…｣


ぬいぐるみの中から盗聴器が出てきた。


さらに……


し｢虫さん！片方のクマの目の色が違う！｣


片方のクマの目のから小型の監視カメラが出てきた。


と｢これで彼女を監視しようとしてたのか…｣


義兄｢あらら、バレちゃしょうがないね｣


て｢てんめぇ…家族だからってこれは酷すぎだ！｣


義兄｢酷い？俺と父さんはAが心配でしてることだよ？お前らの方がAに迷惑かけてるじゃん｣


て｢ぐぬぬ…てめぇ…｣


義兄｢それじゃあA。また会いに行くから楽しみにしててね｣


そうして通話が切れた。

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