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『──と言う訳で…』
私は皆さんに男性恐怖症になった理由、そして今までの経緯を説明した。
り「嘘…あんな優しそうな人なのに」
と「あれは彼女に近づく為に顔を作ってたに違いねぇ」
て「じゃ、じゃあホテルに泊まった時、サクラちゃんの部屋の前にに居たのは……」
『きっと義兄です。ホテルで会ったので間違いありません』
質問に答えると、てつやさんの顔色は青冷めた表情になった。
虫「僕、サクラちゃんが苦しい思いしてるなんて知らなくて…ごめん」
『い、いえ。皆さんは悪くありません!悪いのは教えなかった私が…』
と「いや、わりぃのはあのクソ親子だ」
ゆ「ねぇそういえば、さっき箱が…とか言ってなかった?」
『箱……あっ!もしかして!!』
私は朝スタジオに持ってきた箱を思い出した。
もしかして箱に何かが……
と「とりあえずスタジオに戻るか」
皆さんは撮影を早く切り上げてスタジオに戻った。
***
て「…にしても大きい箱だな」
箱の大きさは小さな子供が1人入りそうな程だった。
と「サクラは離れていろ」
私は少し離れた所に移動し、皆さんはゆっくりと箱を開けた。
て「これは……」
し「ぬいぐるみ?」
どうやら箱の中身は変哲もない大きなクマのぬいぐるみだった。
て「なんだぁ、ただのぬいぐるみじゃないか!」
てつやさんはお構いなく箱からクマのぬいぐるみを出す。
その時にヒラヒラと小さな紙が落ちてきた。
と「なんだこれ?」
私ととしみつくんで紙の内容を見るとそこには…
“A誕生日おめでとう”
と言うメッセージとその下には電話番号が書かれていた。
と「何この番号…」
『分からない…』
と「とりあえずかけてみる」
としみつくんはスマホを取り出し、皆に聞こえるようにスピーカーにして書かれている番号に電話した。
「…あ、A?」
『……ッ!?』
スマホから聞こえる声の人は義兄だった。
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ぺぺぺ(プロフ) - therigani0828さん» theirigani0828様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!他の作品もありますので、そちらもよろしくお願いします! (2021年11月22日 18時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
therigani0828(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白くて更新がいつも楽しみでした(*^^*) 新作も楽しみにしています! (2021年11月22日 4時) (レス) @page50 id: 0fb7eb5917 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺぺ(プロフ) - Lucy-ruuさん» Lucy-ruu様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!次回作もどうかよろしくお願いします! (2021年11月21日 23時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - とっても面白かったです!更新をいつも楽しみにしていました。新作楽しみにしています!! (2021年11月21日 23時) (レス) @page50 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年10月12日 22時