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翌日。
無事想いが通じて付き合うことになった私ととしみつくん。
今でも夢のように感じてしまう。
少しニヤついた顔で仕事の支度をしているとインターホンが鳴った。
『……としみつくん!』
と「おはよ。準備できてる?」
『うん!……あ、ちょっと待って!』
私はある物を思い出し部屋に戻る。
それは昨日としみつくんから誕生日プレゼントで貰ったネックレスだ。
箱からネックレスを取り出して首元につける。
どうだろう。変じゃないかな?
少し不安になりながら彼の元に戻る。
『ごめんね。大丈夫だよ』
と「それ…俺があげたやつ」
としみつくんはすぐにネックレスに気づいてくれた。
『変じゃ…ないかな?』
と「ううん。似合ってる。可愛い」
としみつくんは頭をぽんぽんと撫でてくれて、それに対して少し恥ずかしくなった。
その後2人でエレベーターに乗って1階まで降りた。
外に出ようとしたら、マンションの玄関前にある郵便受けの所に大きな箱が置かれていた。
と「なんだこれ?」
誰かの荷物なのかな?と思い確認すると、私宛ての名前が書かれていた。
『これ私の?』
と「差出人の名前はないのか?」
至る所見ても差出人の名前は一切書いていなかった。
一体誰から来たんだろう。
と「しゃーねぇ。ここに置いといても邪魔になるからスタジオまで持ってっか」
としみつくんは、その箱を抱えながら車に向かい、スタジオで開けることにした。
***
『おはようございます』
と「はよー」
り「おはよーって!としみつ何その箱!?」
と「いや、さっきサクラ宛に荷物が来ててな。邪魔になると思って持ってきた」
ゆ「もしかしてサクラちゃんの誕生日プレゼントだったりして!差出人は?」
『それが書いてなくて…』
り「それはちょっと怖いね」
そんな会話をしていると虫眼鏡さんが飛び込んできた。
虫「ちょっと皆!今日は朝から外で撮影だよ!」
り「いっけね!忘れてた!」
そうだった!今日は河川敷で撮影の予定だったんだ!
『皆さん!急いで行きますよ!』
ひとまずあの箱はスタジオに置いて、私達は外の撮影へ向かった。
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ぺぺぺ(プロフ) - therigani0828さん» theirigani0828様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!他の作品もありますので、そちらもよろしくお願いします! (2021年11月22日 18時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
therigani0828(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白くて更新がいつも楽しみでした(*^^*) 新作も楽しみにしています! (2021年11月22日 4時) (レス) @page50 id: 0fb7eb5917 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺぺ(プロフ) - Lucy-ruuさん» Lucy-ruu様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!次回作もどうかよろしくお願いします! (2021年11月21日 23時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - とっても面白かったです!更新をいつも楽しみにしていました。新作楽しみにしています!! (2021年11月21日 23時) (レス) @page50 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年10月12日 22時