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と「…わりぃ、我慢出来なかった」
いきなりのキスで更に顔を真っ赤に染める私。
私…としみつくんとキスしちゃったんだ。
と「いや…だったか?」
彼の問いかけに頭をブンブンと横に振る。
嫌じゃなかった…寧ろ、まだして欲しい。
男性恐怖症なのにおかしいよね。
彼と一緒にいると落ち着く。
『ねぇとしみつくん』
と「なんだ?」
『その…もう1回してもらってもいい?』
と「なにを?」
としみつくんは、分かってるフリをして私にニヤッと笑ってくる。
『……もう!!誑かさないで!!』
と「はいはい。分かってるよ」
彼は私の後頭部を支えながら優しくキスをする。
と「愛してるぞA」
『……ッ私も、としみつくんが…』
と「ハハッ固くなりすぎ笑」
『だって…!!』
お互いの目を見つめると今度は笑みがこぼれた。
と「そろそろ帰るか」
『うん』
私達は車に乗りマンションへ向かった。
〜♪
車の中は先日、私と一緒に東京に行って収録したとしみつくんの歌が流れていた。歌詞や歌い方に魅力が感じて好き。
歌が流れてる最中、としみつくんから思いもよらない言葉が……
と「この曲、お前のこと想って歌ったんだ」
『…え?』
私は運転している彼の方を向くと、表情は暗くて見えなかったが左手で口元を隠していた。
と「あの時からお前のこと好きだった」
『それじゃあ、あの時抱きしめてきたのは…』
と「あんときはマジで悪かったと思ってる」
『ううん。私もあの頃からとしみつくんのこと気になってたから…』
と「ハハッ、意外と俺達似た者同士なのかもな」
『だね』
そう話している内にマンションに到着した。
と「そんじゃまた明日な」
『うん。おやすみ』
お互い部屋に入ると、ピコンッとスマホが鳴った。
としみつくん夜冷えるからあったかくして寝ろよ
Aうん!としみつくんも寝坊しないでね?
としみつくんおう。また明日な
Aうん!おやすみなさい
晴れて私はとしみつくんと付き合うことになった。
これで少しずつ男性恐怖症が治れば…と思っていると
翌日、思いもよらない出来事が起こった。
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ぺぺぺ(プロフ) - therigani0828さん» theirigani0828様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!他の作品もありますので、そちらもよろしくお願いします! (2021年11月22日 18時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
therigani0828(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白くて更新がいつも楽しみでした(*^^*) 新作も楽しみにしています! (2021年11月22日 4時) (レス) @page50 id: 0fb7eb5917 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺぺ(プロフ) - Lucy-ruuさん» Lucy-ruu様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!次回作もどうかよろしくお願いします! (2021年11月21日 23時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - とっても面白かったです!更新をいつも楽しみにしていました。新作楽しみにしています!! (2021年11月21日 23時) (レス) @page50 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年10月12日 22時