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と｢はぁ…はぁ…あぢぃ……｣
汗をかいてるとしみつくんは、Tシャツの裾を掴んで空気を送っている。
『……ッ!!』
ただよくある仕草なのに、すごくかっこよく見える。
やっぱり私、としみつくんのこと好きなんだと再度認識してしまう。
と｢A？｣
『あ、はい！』
と｢お前…気になる人なんかいる？｣
『気になる人？』
と｢例えば…男とか…｣
『男…？い、いないよ！だって私男性恐怖症だよ？』
うそ……本当は目の前にいる彼が好き。
でも口が裂けてもそんな事は言えない…
と｢そ、そうか…｣
『としみつくんは好きな人いるの？』
と｢お、俺!?……いるけど｣
やっぱりいるんだ。
心の中で落胆するが、どんな人なのか気になる…
『その人ってどんな人なの？』
と｢どんな人って……可愛くて、優しくて、ずっと守ってやりたい……｣
そう言いながら、としみつくんはそっと私の手を握ってきた。
『としみつくん？』
と｢A…俺…｣
としみつくんの手が更に強くなる。
と｢俺……Aが…｣
〜♪(スマホの着信音)
近くに置いてたとしみつくんのスマホが鳴り、画面には虫眼鏡さんと表示されてた。
と｢虫さん？出ても大丈夫？｣
『うん』
私の手からとしみつくんの手が離れ、虫眼鏡さんからの電話に出る。
と｢虫さんどうしたの？｣
虫｢ごめーん。やっぱ今日編集したいからカード貰ってもいい？今マンションの前にいるから｣
と｢お、おう。今行く｣
『虫眼鏡さんどうしたの？』
と｢わりぃ。虫さん外で待ってるぽいから行ってくるわ｣
『したら私は部屋に戻るかな』
お暇しようと玄関に向かう私。
本当はもう少し居たかったけど、そんな我儘はできない。
と｢また明日な｣
『うん。あ、としみつくん。ちょっと後ろ向いてもらってもいい？』
と｢ん？あぁ。どうした？｣
としみつくんは私に背中を向けて、私はその背後から軽く抱きしめた。
と｢A!?｣
『……ッ!!えっと…その…今日優勝したご褒美というか…その…また明日!!』
私は恥ずかしくなって急いで自分の部屋に戻り、顔を真っ赤にしながら玄関の扉を背に座り込んだ。
『はぁ…私のバカ…』
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ぺぺぺ(プロフ) - therigani0828さん» theirigani0828様。コメントありがとうございます！読んで頂き感謝しています！他の作品もありますので、そちらもよろしくお願いします！ (2021年11月22日 18時) (
レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
therigani0828(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白くて更新がいつも楽しみでした(*^^*) 新作も楽しみにしています！ (2021年11月22日 4時) (レス) @page50 id: 0fb7eb5917 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺぺ(プロフ) - Lucy-ruuさん» Lucy-ruu様。コメントありがとうございます！読んで頂き感謝しています！次回作もどうかよろしくお願いします！ (2021年11月21日 23時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - とっても面白かったです！更新をいつも楽しみにしていました。新作楽しみにしています！！ (2021年11月21日 23時) (レス) @page50 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2021年10月12日 22時
