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到着したのは以前としくんが
あの時、私の早とちりのせいでとしくんに迷惑かけてしまった事に今でも反省してる。
と「A?」
『な、なに?』
と「あの時の事思い出した?」
私はギクッと図星つかれ、「うん」と頷いた。
と「心配すんな。俺はずっとお前の傍にいる。それに…」
『それに…?』
と「このボート乗り場にはもう1つ都市伝説があるんだろ?」
『もう1つの都市伝説?』
私が知ってる限り、ボートに乗ったカップルは結ばれる事しか知らない。
『それってどんな都市伝説なの?』
と「それは乗ってから教えてやる」
そう言って私ととしくんはボートに乗った。
と「大丈夫か?」
『うん』
ボートが揺れて少し怖かったが、綺麗な景色を見てそんな事は忘れていた。
『綺麗だね』
と「あぁ。そうだな」
そう言いながら、としくんはオールで池の中央へ向かった。
と「ここら辺だな」
『としくん?』
としくんはオールを置き、ボートの中央に移動する。
と「A…俺Aの事めっちゃ好き」
『どうしたの改まって』
と「好きで好きで胸が張り裂けそう」
『私もとしくんの事大好き!大好きだよ!!』
としくんは私を抱き締め、おでことおでこを合わせ微笑み合う。
と 「俺Aの事大事にする…幸せにするから!」
『うんっ!!』
そしてお互い優しくキスをした。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年8月18日 22時