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虫「…はいカットー。撮影終わりでーす」
て「おつかれー」
し「疲れたー」
無事撮影が終わり、ホッとする私。
虫「Aさんもありがとうございます。おかげで良い動画が出来そうです」
『いえいえ。私は何もしてないですよ』
と「いや、Aは頑張ったよ。ありがとな」
としくんはサングラスを外して笑顔で私にお礼を言ってくれた。
『ど、どういたしまして』
私はその笑顔を直視する事が恥ずかしく、少し目線を逸らした。
虫「よし、最後にお店の掃除しますか」
『大丈夫ですよ!撮影したばかりですから少し休んでください』
虫「いえいえ、お世話になりましたのでお手伝いさせて下さい」
て「うんうん!何ならまた外の掃除してもいいよ!」
『それじゃあ、お願いしますかな?』
し「んじゃ、頑張って掃除するぞー」
一同「おー!!」
としみつside
無事撮影も掃除も終わり一段落ついた俺達。
一息つこうとすると、Aが和菓子とお茶の差し入れを持ってきてくれた。
『皆さんお疲れ様です。良かったらどうぞ!』
て「Aちゃんありがと!」
し「うまそー!」
虫「わざわざすみません。いただきます」
『としくんはコレね』
Aは特別に俺に五平餅を持ってきた。
と「良いのか?」
『うん。としくん食べたそうだったし』
と「サンキュー」
て「えー、としみつだけずりぃ。一口ちょうだい!」
と「ぜってーやらん!」
俺はてつやに盗られる前に秒で食べてしまった。
て「としみつのけちー!」
虫「2人とも喧嘩しないの!」
その後も皆で撮影の反省会など雑談をした。
その最中、俺の肩に重みがかかり、確認すると隣に座っていたAが俺にもたれ眠っていた。
虫「Aさん寝ちゃったの?」
と「あぁ」
て「うーん。この後も撮影あるけど、としみつ。Aちゃんについてってよ」
と「わかった」
俺はAに付き添う事にし、てつやと虫さんはお店から出て行った。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年8月18日 22時