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し「ねぇナリちゃんととしみつがあんな風になって何日目？」
ゆ「最近ろくに口もきいてないよね」
虫「いやーナリちゃんは普通に話そうとしてるんだけど、としみつがシャットアウトしてるの」
て「りょう！なんとかしてくれよ！あの2人！」
り「え、なんで俺が」
て「だってあの事があってから雰囲気がどんよりしてるんだぞ！」
り「それは本当に申し訳ない」
としみつさんと口を聞いてなくてから何日経ったんだろう。私から声掛けても知らん顔。そんな事続けられてると他のメンバーからも不思議がられるのもおかしくなかった。
もう私はとしみつさんに……
ぷんさん「大河さん。としみつさん宛のファンレター届いたので渡して貰ってもいいですか？」
『あ…はい……』
私はファンレターを受け取り、としみつさんに渡しに彼が居る部屋へ……
と「……」
『としみつさん。としみつさん宛のファンレター来てますよ』
と「……」
『……あの、としみつさん』
と「……何だ」
『……何で私りょうさんのそばにいる事がいけないんですか。一緒にいるだけで何で怒られるか分かりません』
『りょうさんこの頃疲れてるって言ってたし、バディとして少しは休息をとらせようと──』
と「だったら俺にもしてくれよ」
『……えっ？』
と「俺だって疲れてる。りょうみたいにマッサージしてくれよ」
そう言いながら自身の肩を揉むとしみつさん。
こんな状態で何でこんな事を……
私はとしみつさんの背後に行き彼の肩を見つめる。
けどなかなか実行することができない。
好きな人に痛い思いをさせるのが怖い……
『……ごめんなさい。できません』
と「はぁ？りょうにはやって俺にはできないって？」
『でも……ごめんなさい……失礼しま──ッ!!』
私は逃げようと部屋から出ようとすると、としみつさんが私を追いかけ、私を逃げられないように両手で扉に這いついた。
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作者名：コロッケ | 作成日時：2023年11月1日 5時
