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と「待て。あのさ…夜でいいならまた呼んでくれるか?」
『えっ!?』
としくんが呼んでって!?
それってまた会えるってことだよね!?
と「ち、違ぇよ!?何で俺がこっちに来れるか謎を突き止める為だぞ!?」
『そ、そうだよねーあはは……』
それでもまたとしくんに会えるだけで凄く嬉しい!!
と「……って!やべッ!!もうこんな時間だ!!早く戻してくれ!!」
『は、はい!!』
私は再びぬいぐるみを持って、ぬいぐるみにキスした。
『……居ない』
キスをすればやっぱりとしくんの姿はなくなった。
このぬいぐるみに何か魔法でもかかってるのだろうか。
……そういえば夜に会う約束したけど、いつ呼んでいいのかな?連絡先交換すれば良かった……まぁ無理だと思うけど
時計を見ると自分も仕事に行かないといけない時間だった。
こんな呑気なことしてる場合じゃない!!私は急いで支度し職場に向かった。
***
あぁ……仕事中ずっと昨日今日の事で頭いっぱいで全然集中できなかった。
こういう時はとしくんの画像を見て癒して……じゃなくて!!夜にとしくんと会う約束してたんだった!
私は急いで家に帰ってぬいぐるみを持つが、今このタイミングで呼んでもいいのだろうか。
すると通知設定にしてたとしくんのSNSに投稿のお知らせが来た。私はSNSを開くとそこには───
としみつ【東海オンエア】
この前登場したぬいぐるみGETしたか?
と、としくんのぬいぐるみの頬にキスしようとしてるとしくんの画像を添えて投稿されていた。
えっ!?何これ!?可愛すぎでしょ!!
これはもう保存して待ち受けにして──じゃなくて!!これはきっと私へのお知らせじゃないかと思う。
これは俺のことを呼べって私に言ってる気がする。
一か八かと思うけど、私は覚悟してぬいぐるみにキスをした。
と「……よう。よく分かったな」
予想通りだったのか、としくんはニヤッと笑いながら私の元にやって来た。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2023年10月23日 1時