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『ん〜!!五平餅美味しい!!』
初めて食べた五平餅。
1口頬張っただけで味が口の中に広がって最高!!
と「めっちゃ美味そうに食べるな」
『としくんだって美味しいって顔に出てるよ?』
と「あんまりジロジロ見んなよ…」
お互い美味しくて何度も口に入れてると、あっという間に食べ終わってしまった。
本当に美味しかったなぁ。こんなに美味しいのに全国区に販売すればいいのに……
と「Aどうした?」
『えっ……うーん……私もとしくんみたいに岡崎に来れたら、としくんと一緒に色んな所に行けたり美味しいもの食べれたのかなぁって……』
と「そうだな……でも今はこうやってお前とデートしたり美味いもん食えて、俺は楽しいぞ」
『……そうだね。来れない分今ここで楽しまないとね!!よし!!ねぇとしくん今度ここ行こう!!』
と「ん?ここか?」
『うん!その後にここに行って……あっ!!夜ご飯はまんぷく屋ね!!因みにとしくんは特製大盛りね』
と「はぁ!?何でよ!?」
『私をさっき驚かした罰だよ』
と「ちょっと驚かしただけなのにこうやって返ってくんのか……わーったよ」
『やった!!』
こうして私達は色んな所を聖地巡りして楽しんだ。
今まで行きたかった所や念願が叶って凄く嬉しい。
『うぅ……お腹苦しい……』
と「大盛り食わせた身も考えろよ」
まんぷく屋でラーメンを食べ終え後は旅館に行くだけ。
たしかスイートルームって言ってたけどどうな部屋なんだろ。
と「お、着いたぞ」
私達がやって来たのは、あの動画にも載っていた綺麗な旅館。女将に案内され部屋へ進むと──
『えっ……!?』
広々とした室内に大きなベッド……
しかも露天風呂もついてる。これはお金持ちしか入れない部屋だよ……
と「どうした?疲れたなら先風呂入るか?」
『としくん…私本当にここに泊まっていいの?』
と「いいに決まってんだろ。それに前にも言っただろ。お前と泊まりたいって」
『そうだけど……』
と「だったら俺と一緒に風呂入るか?」
冗談交じりでニヤッと笑いながら私を見るとしくん。
『……ッ!!だ、大丈夫!!わ、私ジュース買ってくる!』
私はとしくんに荷物とぬいぐるみを預けて部屋の自販機があるロフトへと逃げた。
『もう……としくんの馬鹿ッ』
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2023年10月23日 1時