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としくんと別れてから私は自宅へと帰宅した。
この2日間濃厚すぎる出来事が起こりすぎて未だに整理出来てない。
でも左手薬指に付いてる指輪を見て「私としくんと恋人同士になったんだ」と少しずつ確信つくようになった。
としくんまだ飛行機に乗ってるのかな?
今のうちにお風呂入って来よう。
お風呂から上がりスマホを見ると、としくんがSNSのストーリーを更新してた。内容は私と一緒に行った岬の写真とお寿司の写真。
としくんもよっぽど楽しかったんだなぁって、ふふっと笑みがこぼれた。
それにしてもとしくん、そろそろ岡崎に着く頃だと思うけど……ちゃんと着いたかな?
そんな事を思っていると、としくんから着信が入った。
『もしもしとしくん?岡崎に着──』
と“A!!ぬいぐるみ持ってるか!?”
『え?ぬいぐるみ?ちゃんと鞄の中に入ってるよ?』
と“じゃあどういう事なんだ……?”
としくんが言ってることが分からない。
私は詳しく聞こうとすると──
と“俺今……知らねぇ女の家にいる……!!”
えっ!?知らない女の人の家!?一体どうして……!?
『い、今ぬいぐるみにキスするね!!』
私は急いでぬいぐるみを持ってキスするも、としくんは現れなかった。どうして……?いつもならとしくんがやって来るのに
と“A!何か思い当たることないか?”
『思い当たること……あっ!!』
そういえば空港で女の人とぶつかって、ぬいぐるみを落として………もしかしてあの時!?
『としくん!今どこにいるの!?女の人は!?』
と“場所は𓏸𓏸市。女は寝てる……”
『𓏸𓏸市……ここからだと車で30分……としくん、その人からぬいぐるみ取ることできる?』
と“ぬいぐるみは今抱きしめてて……どうにかやってみる”
『ごめん……私のせいでとしくんに迷惑かけて…』
と“Aは悪くねぇよ。待ってるからな”
『うん!』
私は急いで車に乗り込み、としくんがいる町へ走り出した。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2023年10月23日 1時