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着替えとメイクも終わり少し一段落した。
そういえば昨日としくんから貰ったお土産を付ける約束したんだった。
私は髪飾りを手に取り髪につけた。
うん。いつもと雰囲気違っていいかも。
あとは指輪……サイズ的にも小さい感じする。
私は左手の小指に指輪を嵌めるが少し大きい感じがした。
じゃあ薬指?私は指輪の位置をずらし左手薬指に指輪を付けた。
『……ピッタリッ』
まさかの薬指にピッタリな指輪だ。
じゃあ薬指に付けようと決めた。
……いや待てよ?今左手薬指に指輪つけてるって事はコレって結婚指輪だと思われるよね!?
いやいや!!としくんに変な誤解されたくない!!
私は急いで左手薬指から指輪を外し右手薬指に付け替えた。
これで変に思われないよね……
何度も鏡で自身を見て最終確認する。
うん。大丈夫だね。
あ、あとぬいぐるみも一緒に連れていこう。
前からどこかに連れて行きたかったんだよね。
私はぬいぐるみを持って、としくんがいる部屋に戻った。
『としくん準備できた?』
と「おう。……おっ、髪飾り付けたんだな」
『うん。どうかな?』
と「似合ってるぞ。指輪は……」
『付けてるよ』
私は右手薬指に指輪を付けてるのを見せた。
と「……そっか。いいんじゃねぇか?」
としくんは指輪を見てから少し様子がおかしく感じた。何か気に入らない感じだったのかな?
と「じゃあ行くか」
『う、うん』
私達は家を出て車に乗り込んだ。
楽しみにしてたお出かけがちょっと雲行きが怪しく少し不安な私であった。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2023年10月23日 1時