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パリに行ってたはずのとしくんが私の家にやって来た──!!
『と、と、と、としくん!?』
と「やっぱ北海道はさみぃな……!!中入っていいか?」
『えっ?あぁ!!うん!』
私はとしくんを部屋の中に招いた。
と「ふーう……疲れたー」
『としくんどうして私の家が分かったの!?ていうかパリに行ってたんじゃ……!?』
と「昔誤ってキスした時あっただら?あん時少し外でブラついてたんだ。そんでパリからそのままこっちに来たってわけ」
『パリから北海道って……疲れてるんじゃない?』
と「まぁ長旅で疲れてるのは嘘じゃねぇけど、また北海道に来るって約束してたし、それにAにも会いたかったし」
『……ッ!!』
私に会いたくて北海道に来たってこと?
としくんどれだけ私を困らせようとするの……!?
『あ、ありがとう……ッ。としくんお腹空いてない?これからご飯買いに行こうと思ってたけど』
と「買い物?だったら俺も行く」
『大丈夫だよ!そんなに時間かからないし。としくん疲れてるから休んでて』
と「じゃあそうしてるわ」
『うん。何かあったら連絡してね』
私はとしくんをお家に残して買い物に出た。
まさかとしくんが家にやって来るなんて思ってもいなかったし、それに生の髭としくんを見れるなんて最高!!あ、帰ったら写真撮ろー笑
にしてもご飯何にしよう……としくん何が好きかなぁ。
としくん美味しいのいっぱい食べてるし、私も料理に自信ないなぁ……とりあえず私が得意な料理の材料を買って帰ろう。
私は得意料理であるシチューの材料を買って帰宅した。
『ただいまー……ッ!!』
家に帰ると私がいつも寝てるベッドの上でとしくんがスヤスヤと眠っていた。
生で見れるとしくんの寝顔……本当かっこよくて好き。
写真撮っていいかな?それよりこの寝顔をずっと堪能したい。こんな変態発言みたいな事を脳内で語りなながら私はベッドの近くに座る。
ぐっすり眠ってるなぁ……パリから北海道まで来たんだもん。そりゃ疲れてるよね。にしてもまつ毛長いしお髭が素敵……!!ずっと見ていたい。
じゃなくて!!としくんが起きるまでにご飯作っとかないと!!
と「──。」
『えっ……?』
と「……A」
としくん私の名前呼んでる?
でも目は閉じてるから寝言?
と「……A……………好き」
『…………えッ!?』
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2023年10月23日 1時