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開場15分前。
私はライブ会場にやって来た。
すると驚く光景を目にした。
それはとてつもない長蛇の列。
これ全部としくんのライブを見に来た人達!?
その中で私は1番を当てたってこと!?
これはもう今までの運を使い切ったかのような感じがして、これからの人生が不安に感じる……
とりあえず1番先頭である列を探そう。
私は近くにいたスタッフさんに声をかけた。
『あの〜……先頭はどこですか?』
「先頭ですか?あちらになりますが番号は?」
私は1番であるのを周りに知られたくなく、電子チケットをこっそりスタッフさんに見せた。
「1番ですね!!こちらになります!!」
スタッフさんは大声で私が1番であることを大声で発した。それを聞いた周りのライブ参戦の人達が私を見てコソコソ話してた。
周りに知られたくなかったのに〜!!スタッフさんのバカ〜!!
別に堂々しとけばいいのに恥ずかしく感じた私はスタッフさんの案内で列の先頭に並んだ。
並んで少し経つと「チケットを確認しまーす」とチケット確認係のスタッフさんがアナウンスした。
私はチケットを見せドリンク代を払いそのままホールへ……
『凄い……』
私が立つのはもちろん最前列のどセンター。1番だけあってこんな最高な位置で見れるだなんて……としくんビックリしちゃうんじゃないかな?
そんなことを思っていると照明が暗くなっていく……
いよいよ始まる……
私ととしくんにとって最高のライブが──
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2023年10月23日 1時