15 ページ15
.
『ありがとうございましたー』
今日は東海オンエア10周年!!
なんとかとしくんに渡す予定のプレゼントが届いた。
ネットで調べた時に最初に見てピンと来た私。
としくんはこれを見てどう思うか分からないけど、少しでも喜んでくれたらいいなと思ってる。
そして夜──
メンバーのSNSを見てると全員集まってお祝いしてるみたい。会うのはもう少し後にしよう。
その間に今上がってる10周年の動画見よう。
今までの動画1本1本ダイジェストで流れると、今までの思い出が蘇るように思い出す。
そういえば私いつからとしくんのファンになったっけ?
私は思い出すも何故か思い出せない。
もしかして気づかないうちにとしくんのファンになってたのかな?それ程としくんに魅了してたのかな……?なんてね。
ダイジェスト動画を見ていると気がつけば時刻は日付が変わりそうな頃合だった。
もう記念日が終わる。としくんにプレゼント渡したかったけど今はメンバーといた方がいいよね。また会える時に渡そう。
そう思いながら動画を再び見ようとするとSNSの通知が入った。その通知はとしくんのSNSの投稿だった。
“皆と飲みすぎて少し休憩。少し外の風でも吸ってくるぞー”
ととしくんが外にいることが分かる写真と一緒に投稿されていた。これは今呼んでもいいっていう証拠?
でもたまたま外にいるだけで呼んだら迷惑にならないかな?
迷惑ならすぐに返せばいいだけだよね?いつも一か八かになるけど、今だけはとしくんのお祝いしたい!!その思いが強すぎて私はぬいぐるみにキスをした。
と「……よっ」
『としくん……迷惑じゃなかった?』
と「迷惑?んなわけねぇよ。少し休みたかったし、それにお前も俺に会いたかっただろ?」
『……ッ!?う、うん……』
今私の心読まれてた!?
そんな感じして少し焦る自分。
そ、それよりとしくんにプレゼント渡さないと……
『としくん……これ私から10周年のお祝い』
私はとしくんにプレゼントを渡す。
そのプレゼントは“バルーンフラワー”
透明な風船の中にメンバーカラー緑の造花が飾られ、周りには緑のリボンで彩られている。
と「これは花?」
『うん。少しでも喜んでくれた──』
私が話してる中、としくんはぎゅっと私を優しく抱きしめた。
24人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2023年10月23日 1時