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としくんは浴衣ver.のぬいぐるみを持って、キスしたらどうなるかを試そうとする。
『本当にしないとダメ……？』
と「でも気にならねぇか？どっかからやって来たぬいぐるみとゲーセンで取ったぬいぐるみ……何か判明するんじゃねぇか？」
『そうかもしれないけど……』
私は浴衣ver.のぬいぐるみを受け取り、ゆっくりぬいぐるみにキスした。
『……あれ？としくんがいる』
キスするも何故かとしくんの姿があった。スーツver.だったらいつもは岡崎に戻ってるはずなのに
と「何でだ？やっぱりそっちのぬいぐるみに何か仕掛けでもあんのか？」
結局謎は迷宮入りのままだ。
でも私はこのままにして、ずっととしくんに会える!!と少しウキウキな気分だ。
と「まぁ今日のところはもういいや。続きはまた今度だ」
『そうだね』
と「…あ、そういや明日って結果の日だよな？」
『結果……？何かあったっけ？』
と「はぁ……お前なぁ……2次抽選の結果だよ。お前申し込むの忘れたのか？」
思い出した!!明日はとしくんのライブツアーの2次抽選の結果日だ!!
『ど、ど、どうしよ……凄い緊張してきた……』
と「大丈夫だ。自分を信じろ」
『でも……』
と「だったら俺と一緒に結果見るか？」
『いいの？』
と「あぁ。だから先に見んじゃねぇぞ？」
『ありがとう!!』
そして当日。私はとしくんを呼んで抽選結果を見る事にした。
と「まだ見てないよな？」
『大丈夫…あー緊張するー!!』
私はベッドの縁に座ると、としくんは私の後ろに周り、私を背後から抱きしめるかのように座った。
『……ッ!!』
どうしよどうしよ……!!としくんが近すぎる!!今までこんなに近くにいたことあったっけ!?
もうとしくんが近すぎるせいで抽選結果に集中できないよ……ッ!!
と「……？どうした？」
『う、ううん!!なんでもない!!』
と「じゃ結果見ようぜ」
私は結果が載ってるメールを開きゆっくりスクロールする。
結果は───
『………当選』
メールには“当選”と紛れもなく記載されていた。
嘘……私としくんのライブに行けるの……？
私は嬉しくて嬉しくて涙が出そうになった……その時……
と「やったな!!当たったぞ!!」
背後にいたとしくんが私をぎゅうっと抱きしめた。
と「目いっぱい楽しもうな!!」
『うん!!』
やっと手に入れたライブ!!精一杯楽しもうとこの時は意気込んでた。
が、あの事件が起こる事はまだ誰も知らない
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2023年10月23日 1時
