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13話 犯人 ページ14

「具合はどうじゃ?」

「あ、えとだいぶ落ち着いてきました。」

「…かなり震えとるところに追い打ちをかけるようで申し訳ないが……犯人が分かった。」

「え……。」

「言っても良いか。」

「はい。」

「………今朝、勤務時間になっても来ないAを心配した小松田くんがAの部屋を見に行ったのじゃ。」

「………。」

「そしたら、Aが太腿から血を出して気絶していたと…急いで医務室に運びそして緊急職員会議を開きそれぞれ先生方に生徒達に今朝のことを聞いて回ってもらった結果を聞いたのじゃが……六年生全員が「自分達がやった」と申し出たそうなのじゃ。」

「ろ、六年生……全員っ!?」

「理由は今土井先生と山田先生が聞いているが中々口を割らなくてな。Aもまだ疲れとるじゃろうから謝罪はしばらくしたらやらせる。」

「わ、私六年生とは話したことも無くて……なんでそんな………。」

「………分からんのぉ。」

そう言い学園長先生は去って行った。


no side

「あ、学園長先生。」

「………土井先生、山田先生。」

「なんです?」

「ずっと黙っているつもりでいたが今回の件で事情が変わった。これ以上隠していてはAにとって精神的重荷になる………忍たま達がAと和解しないうちはな……。」

「話しますか?Aに過去の忍術学園について。」

「……話そう。」

「その前にまずはお前達。」

「………。」

「なんでこんなことしたのか……。それと、Aへの謝罪は絶対にしてもらうぞ。」

昨日の昼

Aお食堂のおばちゃんが話しているその後ろの机に一人六年生の七松小平太が座っていた。

「……………。」

「はい!ご馳走様でした。」

その声の後小平太の横をAが通る。
普通は話術と素の明るい性格を兼ね備えた彼女と殆どの人が友達になりたくなるだろう。"普通は"

彼……七松小平太は彼女の長所であるそれにすら不信感を抱いていた。

「おばちゃんご馳走様。」

「はいよ!」

食堂を出て実習終わりの六年い組と六年は組、図書室で図書委員会の仕事をしていた中在家長次と合流する。

「みんなアイツに……天女について話がある。」

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あい(プロフ) - これ面白いです!! 夢主ちゃん可愛い♡ 続き待ってます (2022年4月12日 8時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飴松 | 作成日時:2022年2月14日 0時

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