4話 ページ34
なんということだ。
ラント君の話によると、七雲さんはクマ子ちゃんらしい。
クマ子ちゃんがエイリアンの委員長に支配される風紀委員会に退学にさせられたことは、知ってる。
前にラント君から聞かされて、そのあと事実か確認するのとクマ子ちゃんの安否を確認するために、本人にも直接電話した。
その時のクマ子ちゃん、すごく寂しそうに、大丈夫だよ…心配しないで。って言っていたな。
あの時、どれだけ私が非力なのか思い知った。
でも、クマ子ちゃんは自分の力でこの学園に帰ってきた。
私はエイリアンを倒すためのなんの力にもなれていない。
でも、クマ子ちゃんは、ラント君のために色々…。
あぁ！ダメだ！
恋のライバルだからってこともあって、すごく意識しちゃう。
こんな私がラント君を勝手に好きになって、恋のライバルだなんだって、考えることすらおこがましいとは思ってる。
でも、何もできない自分とクマ子ちゃんを比べて、勝手に焦ったり、嫉妬したりする。
最低だよ、わたし…。
…そんなことを思ってしまったから、七雲さんとは、話せていない。
本当なら、友達として、お帰り！とか、大丈夫？とか、何かしらの手段で声をかけるものだろう。
でも、それができていなくて、ずっとモヤモヤしてた。
そしてちょうど今、彼女が目に入ったのだ。
絶好のチャンスかもしれない！
A「ラント君！あの！七雲さんも、誘いませんか？」
ラント君と私と七雲さんの3人で昼食をとれば、自然と仲良くなって、私の心のモヤモヤも晴れるかもしれない！
という、とても雑な算段だが、思いついたら即行動。やらないよりやるほうがいい。
七雲さんが、まだ昼ごはん食べてないことが前提だけど…。
ラント「あぁ、誘ってみよう。」
ラント君が快諾してくれたので、早速声をかけてみる。
A「あの、七雲さん！」
クウカ「ラント君と、Aちゃん！…あっ。」
全く話していなかったから、忘れられてたり、嫌われてたりしていないか少し不安だった。
だから、前に会った時と変わらない声で名前を呼んでくれて、ちょっと安心。
クウカ「ごめんなさい、急に馴れ馴れしく呼んじゃって。Aさん、初めましてだったよね。」
あぁ、さっきの「…あっ。」っていうのはそういう意味だったんだ。
A「七雲さん、大丈夫！私、分かってるから。久しぶり！」
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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